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熊本市の不登校対策について視察

【熊本市の行政視察を振り返って】
2022.11.18
不登校支援について、様々な取組みが必要だと考え、様々な観点から勉強いている中、今回、私がどうしても勉強したかった熊本市の『不登校支援のオンライン学習「フレンドリーオンライン」について』の内容について、希望が叶い、視察させていただくことができました。
令和3年度に過去最多となる小・中学校の不登校児童生徒の合計が2,152になった熊本市。そこで、令和2年度の調査をもとに、100日以上の欠席者総数小学校215人、中学校507人、小中合計722人のうち、適応指導教室(公的機関)、フリースクール、オンライン学習支援、別室のどこにもつながっていない児童生徒414人(約6割がどこにも繋がっていないことが判明したこと)の将来に危機感を感じたことが、「フレンドリーオンライン」の立ち上げのきっかけとなったそうです。
教育機会確保法により、学校復帰だけを目的とするのではなく、社会的な自立を目指す支援に変わったという熊本市。
小規模校の小学校と中学校一校ずつを授業配信拠点としてスタジオを設置、熊本市内全域に、不登校児童生徒を対象としたオンライン授業を配信しています。専属の先生も配置。フレンドリーオンラインの内容には、学習アプリを活用した学習、図画工作・家庭科・音楽・ブログラミング等が学べる学習、動画学習、課題解決型学習、国語・算数の学習、オンライン授業、市内の様々な施設から配信する出前授業があります。
各学校スタジオを3箇所設置し、同時刻に3種類の内容を配信し、児童生徒は、学年に関係なく、自分で希望する授業に参加可能となっています。
また、オンラインカウンセリングも実施されています。
熊本市では、孤立している不登校児童生徒の支援を行い、居場所づくりと学習保障をすることで、社会的な自立に繋げていきたいそうです。
また、ユア・フレンド事業では、大学生と連携して、話し相手になったり、ゲームを一緒にしたりする支援も行っています。
 
今回視察した熊本市の取組みは、「オンラインカウンセリング(オンライン相談窓口の設置)」、「不登校の児童生徒へのオンライン授業への参加」など、議会質問してきた内容も含まれています。引き続き、倉敷市でも不登校対策を強化していけるよう取組んでいきます。
 
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