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コロナ禍の生活@インドネシア

とうとう1日の感染者が57,000人をこえたインドネシア。
1日あたりの感染者数が世界第一位になってしまいました。
人口が世界第4位のインドネシアは、1日に10万人が感染することも予想されているほどです。

1年4ヶ月、自粛生活をして家からほぼ出ない生活をしてきました。
幸いここインドネシアは、バイク便やオンラインスーパーなどが発達しており、生鮮食品から生活必需品まで全てデリバリーで生活できます。

家にはアルコールスプレーを玄関とキッチンにスタンバイ。
届いたものは段ボール箱から中身まで、生鮮食品を除きできるだけスプレーします。
牛乳パックなど洗えるものは、洗ってから冷蔵庫に入れます。

日本に住んでいたらそこまでするの?!とびっくりするかもしれません。
私は潔癖症でも何でもありません。
むしろインドネシアに住んでから「汚さ」にはずいぶん慣れたと思います。
それでもここまでするのは死にたくないから。
大げさではなくちょっとの油断が感染原因になります。

病院は満床状態・酸素不足

周りでは友人や友人家族がコロナに罹患しています。
しかも外出していないのに罹患したという人まで。
そんなこと、あるわけないと思っていましたが、どうやら宅配物からではないか?という考えも。可能性は低いかもしれませんが、念には念をです。

病院はほぼ満床。酸素も医療器具もまったく足りていません。
2週間前、頭を縫った息子の抜糸も病院で対応してもらえませんでした。

こんな中、コロナに罹患したらヘタしたら死ぬかもしれない。
そうしたら日本に帰ることさえ、両親に会うことさえ叶いません。
実際300人以上の日本人がコロナに感染し、亡くなった方も少なくとも14名いらっしゃると聞きます。

メンタルヘルスを保つ

全く外出が叶わないなか、子供たちと缶詰状態で正直メンタル崩壊かという時もありました。
こんな精神状態になったことがないため、自分でも怖くなってしまうほど。

そこで、「自分の楽しめることや達成感を味わえること」をしようと思い始めた、いくつかのこと。
ウェブライターのお仕事をはじめ、翻訳の勉強をし、欲しかった調理家電を買い、ガーデニングで緑に癒されながら日々生活しています。
結果、家はジャングル化、私は現地人化ですが。

国際結婚

国際結婚をしてここに移り住んだ私としては、子供たちだけを連れて日本に帰ることも気が引けてしまいます。
もし私たちが日本にいる間に主人に何かあったらどうしようと思うのです。
主人は主人で、私と子供たちは安全のために日本に帰った方がいいと言いますが、なかなか踏ん切りがつきません。

まだまだ続く自粛生活

こんな中、たくさんの医療従事者の方も感染してしまっています。
私の友人にも医師がいますが、どれだけのリスクと隣り合わせなのかと思うと、本当に頭があがりません。

まだまだ終わりがまったく見えない自粛生活ですが、私ができることは家にいて、家族と自分の健康を守ること。

世界には私よりも過酷な環境で過ごしている日本人がいらっしゃるでしょう。
ワクチンや治療薬の開発が進み、世界中に行き渡ることを願ってやみません。