(15)個人面談は個人じゃなくていい?個人面談:Part1
みなさんこんにちは、日本語講師のHinakoです。
みなさんはZOOMのクラスで個人面談をしていますか。私は対面ではオーラルテストやリーディングテストなど個人テストが多く、比較的学生さんと話す機会が多かったので、全くしていませんでした。
オンラインクラスになって、オーラルテストなどは全部ビデオになったので学生さんともっとコミュニケーションがとりたくて、個人面談を取り入れました。ちなみに、個人面談をやろうと思ったきっかけは下記の村上先生のブログでした。
1.春学期の個人面談は失敗
一番最初に取り入れた春学期の個人面談は撃沈しました。というのも授業後や授業外で私のスケジュールにあう範囲で予定をサインアップする形式にしたからです。春学期はオンライン授業になって最初の学期。学生さんはいっぱいいっぱい、先生と話すような時間の余裕はなかったのかもしれません。それでも15%ぐらいの学生さんとは話すことができました。少なかったので一人15分ぐらい話せたし、「来年日本にインターンが決まっている」といった絶対クラスではわからなかった情報も得られたのでそれはそれでよかったかなと。しかし少なすぎ。サインアップ形式は失敗でした。
2.今学期の個人面談
今学期は、面談を無理やり授業のスケジュールに組み込みました。最初のプランでは全員をおひとり様ブレイクアウトルームに入れて、そこを私が巡回して面談をする方法を考えていました。しかし、人数多い。頑張っても一人3-5分で終わらせないと無理だなと思って、こりゃ今回も授業後にやるしかないかなとおもっていたんですよ。そしたら、こんなツイートを!!(ちなみにAYAさんのHPは授業のマテリアルを探している方には必見ですよ。大好きなHPの一つです)
えっ?グループ面談!と思いました。個人面談の「個人」にこだわっていたのはもしかしたら私だけかも?!とふと思い学生さんにアンケートを取ってみました。するとこんな結果が。
3.面談前のアンケート結果
えっ?25%だけ個人希望?75%どっちでもいいんかい?!と思いました。ということで今回は学生さんに選択肢をあげて、「個人面談がいい人は個人のブレイクアウトルームへ。グループ面談がいい人はグループのブレイクアウトルームへ移動」という方法をとりました。このアンケートでもわかると思いますが、意外と個人面談の「個人」にこだわっていたのは私だけでした。個人じゃないほうがいいという理由は「面談は恐怖!?」と学生さんの気持ちがわかったからでした。一般的に先生と二人で話すなんておもしろくはないですよね。学生さんの気持ちに気づかず、反省しました。
4.まとめ
個人面談は個人じゃなくてもいいんじゃないでしょうか。大事なのは、「学生さんが一番リラックスして話せる環境を提供するということ。」それが先生と二人だけの個人面談なのか、それとも気の合う学生さんや他の人の意見も聞けるグループ面談なのか、学生さんに選択肢をあげるのもありでした。
次回の記事では、実際面談がどうだったか書いていきたいと思います。
ということでグループ面談もおすすめですよ。
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