アニメ『あいまいみー Surgical Friends』その4 ステルスリアクション・エクストラ139
(ステルスリアクションとは、見えないリアクションである。表向き別の事を表現しているように見せながら、同時に、特定の何かに対するリアクションとしても意図された、そのような表現方法なのだ)
(ご注意・本稿では『あいまいみー Surgical Friends』のネタバレを含みます。閲覧の際にはあらかじめご了承ください。表紙画像と本文は一切関係ありません。また、登場人物や組織の実名は伏せられている場合があります。そして、明かしづらい内容は不明瞭な表現となっている場合があります)
前回のSREはこちら(関連リンクは末尾を参照)。
『あいまいみー Surgical Friends』の前回はこちら。
また本稿においては「西尾・忍殺」を重要な関連資料として参考して頂きたい。
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第5話内容。
・振っといて話を聞いてない
・当たり判定
・奇襲
・スライディング無敵後硬直時間あり
まぁ大体ベータロンは「相手に言わせたい事を言わせられるか」みたいなコミュニケーションスタイルで来るんで、聞く気がないってトコは一緒ですね。
ゲームネタは前からずっとだけど、格ゲーの当たり判定とかは僕もそれなりに気にします(KOF'95で超火炎旋風棍にロバートのジャンプ大K差し込める時があるとか)。
歴史寓話で言うとパールハーバーとかマレー。「西尾・忍殺」で言うと文書の送付や僕自身の施設訪問。
ノーダメージで抜けたはいいものの、その後に停滞はありましたねー僕も。それも事情がない訳じゃないけど……。
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・温泉を飲むエロ狼
・エロ羊
飲み食いはじめ色々な行為が「パクリ」を示す為に使われてたり。
あっちこっちから来るんで対処が大変ですよ全く。
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・散々邪魔されても完成させる
邪魔は邪魔なんだけど、パクってイラつかせるくらいで執筆の決定的な妨害にはならないからなぁ(勉強や立論や書く事を止める力はないって意味で、権利や倫理の問題は別)。
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・対立
・戦闘回避
・一番かわいいのは己自身
今のところパクリ問題は決定的な争いにはなってないですけど、ベータロンも黒瀬陽平も宇野常寛も坂上秋成もこれからの出方次第でどうなるか……。
何を譲って何を守るのか。その為に誰が何を切り捨てるのか、みたいな血みどろの暗闘が繰り広げられたりしてね。
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幸恵と夏菜子。
・次に会った時に様子が違う
ベータロンの僕への対応の違いとか、目を離した隙に勝手な事をしてるとか。
この時はまだ分からないんだけど、下記。
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・本当にあった怖い話
・葬式
・知らない人が冷蔵庫開けてるだけ
マジで碌でもないんですけど、笑い事じゃない状況で知らない奴がヘラヘラ笑いながら勝手にネタパクって行くんすよねー。
ていうか宇野さんは編集長として受け取った原稿をボツにして執筆者としての宇野常寛に横流ししてるんで、編集者としての職業倫理も問われてるんですけどねー。
リトピー本の拡張現実の件、書き手としてだけじゃなく編集者としても不正を疑われてるんですよねー。
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・ヴォイニッチ手稿を解読
・何か始める
・黙って立ち去る
・次の展開を待つ二人
ベータロンの所に文書を持ち込んで、交渉したらどうもまともに扱われそうにないんで、特に約束もしてないし、さらっと手を引いてもベータロンの所から新展開がある訳もなく。
秘密は危険に晒されるわ話聞く気はないわで、信用出来る要素がないっつー。
長い付き合いにして相手にも利益があって効率も上がる、って見込みがないんじゃぁねぇ。
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・次回予告 『内田彩、スマホ落とす!』
大切なものが出来た、と思ったらなくす、という展開が6、7話(ドーナツ編)と一致。ベータロンからすれば手元に転がり込んだ僕をあっさり無くしたと言っても差し支えないか。
予告中の画面と喋りのズレと繋がり具合がステルスリアクションを示すか。
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6話内容(ドーナツ編前編)。
・集められ無理矢理アサシンに養成
元ネタは『バットマン ビギンズ』の「影の同盟」っぽいけど、ステルスリアクション的にはベータロンがやってる「簀達賦殺法(すたっぷさっぽう)養成ギプス」(仮称)かな。結果僕はそこから離脱してるしね。
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・無茶な任務で強敵相手にピンチ
なんかもう如何にも使い捨てっぽいけど、ベータロンの弟子志願者とかどういう事になるのか遠目には興味ある。
僕自身もこういう試練をクリアしようとは思わなかったし。
(6話は次回予告なし)
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7話内容(ドーナツ編後編)。
・次元の裂け目、望遠鏡
・「無様でもいい 生きろ、ミイ」
円形のもの(記号・意味論的刻印)。ドーナツもリング状だし、欠片も丸いけど。
僕も何とかやってますよ、みっともなく足掻きながら。じたばたする事で辿り着ける場所もある。
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幸恵と夏菜子。
・リコーダーにお手製のヒジキを容赦なく詰め込んでいた
単発だったこのコーナー、ドーナツ編に先駆けて実は続き物になってましたね。リコーダーそのものも空いている穴も円形。ひじきは植物性のもので、海藻(魚{キリストの寓意として描かれる表象}の住処なので「神」の在り処としての海)。
(7話も次回予告なし)
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8話内容。
・オオカミ型
この回は原作マンガの方で分析済み(SRE032参照)ですが、それでもちゃんとします。
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・ひょいぱくひょいぱく
・セントラル麻衣会議
・「一緒じゃない」という結論
物をパクパク食べてると「パクり」を示す、というのはそのままなようでちゃんと見なくちゃいけない。
合ってるけど少数派で説明し辛くて却下される、世間での歴史寓話の評価はそういう感じになりそうですよね今のところ。
似てない、っていう主張は却下された時の「ある程度似ている」って意見を潰した結果だからなー。歴史寓話だけでなくパクリ問題でもそう。
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・たそ
アニメだからって本当に声優ネタがそのまま本人にやってもらえるとはなー。
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・オオカミ
・同じコンボを二度食らうミイ
・急にSF
・突然の別れ
動物。あとおねしょがアウトプット、表現物としたらパクリ。
歴史寓話の循環・反復型。あるいは執拗なパクリの繰り返し。噛みつくのも含めてパクリ扱いっていうのも解釈がワンパターンな感じだけども、仕方ない。
認識の転換、パクリの露見の予測(?)。
僕の離脱とパクリがバレた後の展開予想、かな。
ベータロンとの一連のやり取りとパクリが重ねられると説明もまたなかなか難しくなる。
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・次回予告『水素水のプリンを探せ!』
声優ネタ(いつもの。SREでも)、現実との繋がり(歴史寓話もステルスリアクションも)、無茶振り(ベータロンにやられた)。
意地悪(闇)なやり取りからクエストが始まる、という流れでは9話と一致。
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・次回予告映像、大坪さん、向さんの連作マンガ
・思わせぶりでそのままなオチ
これも現実との繋がりと、共同作業がステルスリアクション的な感じ(僕がマンガ描けてたら一体どうなっていたのやら……)。
ベータロンのやり口みたいな。無計画にアドリブで切り抜けてるだけじゃそうそう上手いものに仕上がらんと言うか。
(続く)
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あいまいみー関連リンク
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第20話 最終回「あとがき もしくは『アンエクスペクテッド・ゲスト』」(あいまいみー篇) 西尾維新を読むことのホラーとサスペンス、ニンジャスレイヤー、そして批評家の立場と姿勢の話だったヤツ
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