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西尾維新『屋根裏の美少年』その1 ステルスリアクション・エクストラ102

(ステルスリアクションとは、見えないリアクションである。表向き別の事を表現しているように見せながら、同時に、特定の何かに対するリアクションとしても意図された、そのような表現方法なのだ)

(ご注意・本稿では西尾維新『屋根裏の美少年』のネタバレを含みます。閲覧の際にはあらかじめご了承ください。表紙画像と本文は一切関係ありません。また、登場人物や組織の実名は伏せられている場合があります。そして、明かしづらい内容は不明瞭な表現となっている場合があります)

前回はこちら(関連リンクは末尾を参照)。

また本稿においては「西尾・忍殺」を重要な関連資料として参考して頂きたい。


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2016年3月発行(3月はじめに策謀編終了。その辺りの反応があるかどうかは執筆スケジュールによるか)。

・画家(アート)

来年からはまた昨年以前同様に精力的に展覧会などに足を運びたいものです。


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・そこで死ぬのが他の場所で生きるよりずっと値打ちがある
・実際に命を投げ出す(ゴッホ)

僕は現世利益欲しいから他の場所でもっと値打ちを見出してくれるならそこに移っても……。いや、これだと文化の面白さの保障が担保できないかもしれないからそこさえクリア出来れば。

ベータロンは僕が死のうが手元にあった方が良かったんだろうけれども。


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・表の世界では人望ある生徒会長として通っている

表の世界でもちょっと調べてみればあちこちでいざこざ起こして「どうも人格に難がありそうだなぁ」くらいは見当つくけどねえ(実名晒してないからあまり具体的には書かないけど)。


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・最新機器についていってない

ガジェット系の話題を僕が出してないっていうのは総ざらいすれば分かる事だけど、何かが「ない」って事を把握するのは労力かかるはずなのよ。

かけたんなら大したもんだけど、結果そのコメントなら余計なお世話だこのやろう。


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・口約束

ペナルティ含めた契約内容なんて望めないし、言った言わないに持ち込む方法もあるしで如何にも怪しげな人物に持ち掛けられちゃあ警戒せざるを得ないよね。

最終的に何の約束もなくなったから後腐れもないはず。


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・首輪のような

不毛で過酷な環境に束縛されて生産性が上がるとは思えないよなぁ。


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・コミュニケーションの過密

恐らく何か決定的な勘違いをしているんだけど本人はまるでその事に気付いてない風なんだよね(メンドくさいから教える気もしないし)。


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・呼び出されると逃げる(危機回避)
・呼ばれてなければ勝手に行く(向こうが来るまで待ちの構えだったからね)

正式に組んだわけでもないんだから条件合わなきゃよけないと時間の無駄。無反応に見せかけてそれまでの微妙なシグナルの発し方を前提すると「呼んでいる」んだなこれが(飽くまで僕の方から出向いたという形式を取らないとベータロンの目論見に都合が悪かったんだろう)。

まあ、細かい事はいつもの如く書けないんだけどね(いずれ書くかどうかも不明かなこの件は。色々アレだからな)。


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・業界で生きていけなくする系の脅し
・元々そんなところに居場所はない

まぁ結果からすれば「そもそもここじゃ無理だわ」って感じだったんだよなぁ本当に。

しかし何だろうねえ、今のところ僕の方には妙な脅迫みたいなのは特にないんだけど、誰かが脅されている情報みたいなのが出回ってるのかしら(対象は僕じゃないかもだが)。


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・暗い割に意外とアクティヴな動き

知り合いでも友達でもないのに変に明るそうなのもおかしくない? そういう意味じゃない?

僕の行動力は何だと思われてるんだろうなあ……。


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・逃がさない

網が広過ぎて出られないんじゃない? どっちかっていうとさ……。


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・仲間としての自覚に欠けてる

えー。だって僕が把握している人数が全体の2分の1か、3分の1か、10分の1かも分かんないんだよ僕。秘密結社かよ。


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・求めるものを振る舞う

価格と条件次第だよなぁこういうのは、と思うんだけど商談にすらならなかったものな。


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・美術室の乗っ取り・改造

僕の知らんところで僕が立案指揮した事にされても「知らん」としか言えんけどな(事実よくわかってないのだし)。


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・美術家に絵具を渡すアシスタント

批評がクリエイターに対しそういうアプローチが出来るならそれも成果の内だから歓迎すべきなんだ、よね。まぁ、それだけじゃ終われない。





(続く)

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関連リンク

西尾維新を読むことのホラーとサスペンス、ニンジャスレイヤー、そして批評家の立場と姿勢の話

西尾維新篇

第1話「ゼロ年代の終わりに」(約1,600文字)

第2話「西尾維新からの応答」(約3,200文字)

ニンジャスレイヤー篇

第5話「『ニンジャスレイヤー』をオマージュする西尾維新」(約2,600文字)

策謀篇

第6話「過渡期の人」(約1,900文字)

第7話「茶番の始まり」(約1,800文字)

第8話「違和感の塊のような」(約2,100文字)

第9話「地雷と第二次性徴」(約2,200文字)

第10話「アメリカンなジェスチャー」(約3,500文字)

第11話「俺に合わせろ」(約2,900文字)

第12話「物語の終わり」(約1,800文字)

第13話「閉じろ、その地獄の釜の蓋を」(約3,200文字)

昇華篇

第14話「『天狗の国へ連れてゆく』」(約1,700文字)

批評篇

第15話「『どうだ ピンク色の光が見えてきたか?』」(約2,300文字)

第16話「『やめろ!俺の頭から出て行きやがれ!狂気め!』」(約2,800文字)

第17話「『消えろ』‘彼を呼ぶのだ!’『消えてくれ』」(約2,400文字)

第19話「『俺は向こう側に、天狗の国に行かなきゃならねえ』」(約3,400文字)

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#批評 #コラム #ステルスリアクション #小説 #西尾維新

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