ちょぼらうにょぽみ『あいまいみー【87】』その2、『ダメ母でごめん 9~12話』 ステルスリアクション・エクストラ094
(ステルスリアクションとは、見えないリアクションである。表向き別の事を表現しているように見せながら、同時に、特定の何かに対するリアクションとしても意図された、そのような表現方法なのだ)
(ご注意・本稿ではちょぼらうにょぽみ『あいまいみー【87】』のネタバレを含みます。閲覧の際にはあらかじめご了承ください。表紙画像と本文は一切関係ありません。また、登場人物や組織の実名は伏せられている場合があります。そして、明かしづらい内容は不明瞭な表現となっている場合があります)
前回のSREはこちら(関連リンクは末尾を参照)。
『あいまいみー』の前回はこちら。
また本稿においては「西尾・忍殺」を重要な関連資料として参考して頂きたい。
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・余裕ぶっこいて
・勝つつもり
・逆転
・ゴール前で抜き去って民衆のヒーローに
僕がのんびり構えてるようには見えないだろうから、これは宇野常寛さんや黒瀬陽平さんのことじゃないかなー。
逆転については「物語制作中級者に必要な反復練習内容とは」、「プロット・ストーリーを軸にした物語構成バリエーション」、「『禁止』と『違反』」、「意外性は作れる」などで使用した「逆行する感じ」というモチーフで、僕自身の行動計画の軸でもある(別にやりたくてそうしてる訳でもないんだけど……。ただ環境や諸条件が許さないから対応が絞られちゃっただけであって)。
盛り上がるやり方とか目立てる展開とかありますからね。それが命のセンセーショナリズムはそのためのものだし。
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・感心した風
・ハゲづらマーボー姫
・よくわからんがムカツク
・(罵倒にセンスがない)
・敵に肩入れする
前にも書いた「特徴の合成」「配合率」ってポイントが、リアクションに出てる感じ?
ただセンスがないだけならそれこそ「変わった奴もいるもんだな」で済ませちゃうんだけど、無視してると図に乗るんでいちいち指摘していかなきゃならない。めんどい。
ありがとうございます。よかったです、「何か面白そうだから乗ってみただけ」とかじゃなくて……。
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・助けようとした相手がすげー速い
あの、別に助けがいらない訳ではないのでこれからもよかったらよろしくお願いします。
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・卑怯
・怒りで涙が
・どっちの味方なんだ (SRE079 キャラの切り替え)
・悔しがるウサギ
基本的にこの速さは西尾維新の執筆速度と徹底した物量に依存するので(僕の分析・執筆速度は二次的なもの)それを卑怯と言われましても……(だから始めに西尾さんの事から書いたじゃない)。
合成や配合パターンの切り替えから生じる「それらに対するリアクションのパターンの切り替え」を手法的に確立してる回かなぁ(ウサギ側がそこまで悔しがってるかは知らんけど)。
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・文明の利器(文化的な差)
・逆ギレ
・なぞのはっぱ(植物)
・ルール違反(ドーピング)による刑罰 (SRE081)
人文知にも特徴や用法に違いがあるもんで、何をどう使うのか、は結構分かれ道になるポイントですよ。
してんのかなー、坂上秋成さんも宇野さんも黒瀬さんも、気が荒れてるのがネットから見えやすい人ではあるんだけど。
歴史寓話。日本神道では神を「柱」で数えるので「木」から連想される植物性のもの全般が天皇制を示す寓意となる(参照)。
大学側も信頼を保たねばならないでしょうから、剽窃した内容で講義した講師を処分しない訳にもいかないでしょうしねえ(どうなることやら)。
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・売れたので3期アニメ化
・正直 (SRE081 あこぎ えげつない)
まさか3期あるとは思いませんでした(ごめんなさい)。おめでとうございます。
そして出来れば僕も色々とお願いしたい……。そのために色々お願いできる立場に……。
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・作品一覧 柿の絵(猿蟹合戦 植物 市場経済)
いつもここには作中に出てくる何かのカラーイラストがあるんですけど、今回柿は特に見当たらないので、「木」と経済成長を示す「市」、「残酷童話『うつくし姫』」との関連による童話ネタ『ウサギとカメ』と、やられたら仲間を引き連れてやり返す『さるかに合戦』を象徴しているのかな、と(西尾維新の物語シリーズでも「猿」と「蟹」は関わりあるものとして書かれてるけど、どこまで関係あることやら)。
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【ダメ母でごめん】第9話 息子の隠し機能!?
・思わぬ事態に正しい対応を
はじめはショックを受けたもんだけど、あまりにやりまくるもんだから対処にも慣れてきました(かなしい)。もっと有益な事に時間と労力を使いたい。
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【ダメ母でごめん】第10話 雪が積もった!!その時の母と息子は
・デビューしたくてしょうがない
・先を越される
・隣の家を攻撃
・武器商人(攻撃材料の提供 SRE081 「あと僕、物理的な打撃は加えてないですからね」)
認知度の差を利用してるだけで特に優れた工夫はないですから、同じ土俵に立つだけで解決するんですけどね。
別にダメージを与えたり攻撃を加えたりする事そのものは目的じゃないですよ、飽くまで手段で。
だから特に自力解決でなくてもよくって。
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【ダメ母でごめん】第11話 3つの私的ママあるある
・苦労したお膳立てに乗らない
・防げずダダ漏れ
・やらんでいい洗脳を試みてモンスター化
「西尾・忍殺」要参照の3点。
自分だけにうまい話を仕立て上げようったって他人が思い通りに動いてくれるとは限らない。
別にベータロンに口止めされてもいないし、酷い目に遭った話なんてネットでは珍しくもないですよ。
ベータロンは「余計な事して駄目にするパターン」が多過ぎるんでそこを改めるだけで色々変わるはずなんですけど、多分改められない「そこ」が本人にとって重要なんでしょうね(だからループから抜け出せないみたいになるんじゃないかなーと)。
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【ダメ母でごめん】第12話 ありがとう
・攻撃性(SRE088)
西尾さんのね。いやーほんとクリエイターって恐ろしい。
(続く)
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あいまいみー関連リンク
まんがライフWINの連載『あいまいみー【87】』 (ウサギとカメの回)
KIDSNA(キズナ)の連載『ダメ母でごめん』 9 10 11 12
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第20話 最終回「あとがき もしくは『アンエクスペクテッド・ゲスト』」(あいまいみー篇) 西尾維新を読むことのホラーとサスペンス、ニンジャスレイヤー、そして批評家の立場と姿勢の話だったヤツ
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