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西尾維新「人類最強の熱愛」『人類最強の純愛』その2 ステルスリアクション・エクストラ116

(ステルスリアクションとは、見えないリアクションである。表向き別の事を表現しているように見せながら、同時に、特定の何かに対するリアクションとしても意図された、そのような表現方法なのだ)

(ご注意・本稿では西尾維新「人類最強の熱愛」『人類最強の純愛』のネタバレを含みます。閲覧の際にはあらかじめご了承ください。表紙画像と本文は一切関係ありません。また、登場人物や組織の実名は伏せられている場合があります。そして、明かしづらい内容は不明瞭な表現となっている場合があります)

前回はこちら(関連リンクは末尾を参照)。

また本稿においては「西尾・忍殺」を重要な関連資料として参考して頂きたい。


・・・

・お父さん
・あのクズども

ひでえ言われようだけどあの人たちはしょーがない(作品上)。ベータロンはまぁ……何だろうね。

そろそろつまんない人たち相手にリソース割くのやめようかなって気持ちが強まってるんだけど……。


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・あなたに憧れて失敗する馬鹿
・あなたみたいになりたくて、格好つけようとして格好悪くのたれ死にする奴がいるかも

坂上秋成とか宇野常寛とか黒瀬陽平とかの僕の猿真似してる人たちは大体その場限りでそれっぽいだけの一貫性のない言動に終始するので、モデルになる誰かなんて居よう居まいと関係なく良いカッコしようとして自爆し続けると思うよーあーくだらないくだらない。

長くやってると地金が出る、って分かっちゃって怖いなー。


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・名字で呼ぶのは敵だけだ

そういうくだらなさが分かってるから、それよりこっちが大事だろって流れになる(というか、僕の考えが読まれてるようなもんでは)。


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・色々あり過ぎ
・いったいどんなことをしたらここまで嫌われることになるんだ

僕がこうなったのは舐められてただけだろうから、ベータロンかなぁ。でも時期的にそんな風でもないような感じもあるんだけど……。

こういうのも作者本人に言ってもらった方がいいのかしらん。


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・自省しようと自制しない

都合の悪い事は「なかった」か「自分のせいじゃなかった」事にする人物に自制はともかく自省はなさそう(やっても形だけじゃない?)。対外的にどうあれ……。

だから意識から追い出した方が楽っちゃ楽だと思うんだよねー。


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・ほとぼりも冷めたと言うのか
・本物の仕事
・生き甲斐を感じられる時間が手元に戻ってきた

これは作中世界の話だなー。約2年前、僕はまったくこんな風じゃなかったし。確か『ロストワールド』の分析を書いていた頃じゃないかなぁ。途中でキャパをオーバーして僕がダウンしちゃった奴……。その意味ではやりがいもやる事もあった時期ではあるけど、まぁ関係ないわなぁ。


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・あなたが忙しいときのほうが世界は安定している

設定上必然的に話がデカくなってるけど、僕はあんまり暇してるつもりもなんだよなー。ベータロンは裏であれこれ画策するより真っ当に忙しく働いてる方が周りは平和なのかもね。ひっかきまわされた人がどう考えてるのか知らんけど。


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・仕事先で(敵として)出会ったとき

まぁ、関係性は変わるもんだろう。しかしこうもはっきり真逆になるって事は、僕なのか向こうの人達なのか……。


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・お前はあたしの評論家か

これは僕もだけどベータロンもあれやこれや言ったんだろうなーってところかー。


・・・

・あなたにはすることがあった方がいい
・退屈させると何をするかわからないと神様はご存知らしい

何か退屈させたせいでろくでもない事でも起こったのか、何が原因で誰が退屈したのが悪いのか、あんまり見当がつかないなぁ。

ベータロンが待ちの姿勢だったっていうのは事実だけど、それは本人の狙いのせいで僕は無関係だしなぁ。向こう側の人達は何かしらの(一時的にしろ)納得いく説明をされてたのかもしれないけど、僕は知らんし。


・・・

・万能ではない
・失敗作を生んだ責任を感じて策をめぐらす

そりゃ誰しも何でも出来るって訳にはいかないだろうしミスの責任の取り方にも色々あるだろうけども、このケースの主体や感じる責任の種類がよく分からんなー。ベータロンなら敗戦処理に近いだろうし、向こう側だと手厚いフォローでも考えてるのかな、くらいしか想像できない(僕はそもそも犠牲も覚悟の一手でそこまでの失敗でもないし、予定通り次の手に切り替えてるし)。

しかしまあ、この頃の事がどうであれ、最早状況はまったく違うだろうしなぁ。僕の手数も進んでるし。

現状とかけ離れ過ぎてるとやっぱりピンと来ないねぇ。




(続く)

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関連リンク

西尾維新を読むことのホラーとサスペンス、ニンジャスレイヤー、そして批評家の立場と姿勢の話

西尾維新篇

第1話「ゼロ年代の終わりに」(約1,600文字)

第2話「西尾維新からの応答」(約3,200文字)

ニンジャスレイヤー篇

第5話「『ニンジャスレイヤー』をオマージュする西尾維新」(約2,600文字)

策謀篇

第6話「過渡期の人」(約1,900文字)

第7話「茶番の始まり」(約1,800文字)

第8話「違和感の塊のような」(約2,100文字)

第9話「地雷と第二次性徴」(約2,200文字)

第10話「アメリカンなジェスチャー」(約3,500文字)

第11話「俺に合わせろ」(約2,900文字)

第12話「物語の終わり」(約1,800文字)

第13話「閉じろ、その地獄の釜の蓋を」(約3,200文字)

昇華篇

第14話「『天狗の国へ連れてゆく』」(約1,700文字)

批評篇

第15話「『どうだ ピンク色の光が見えてきたか?』」(約2,300文字)

第16話「『やめろ!俺の頭から出て行きやがれ!狂気め!』」(約2,800文字)

第17話「『消えろ』‘彼を呼ぶのだ!’『消えてくれ』」(約2,400文字)

第19話「『俺は向こう側に、天狗の国に行かなきゃならねえ』」(約3,400文字)

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#批評 #コラム #ステルスリアクション #小説 #西尾維新

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