西尾維新「掟上今日子の水死体」『掟上今日子の退職願』その2 ステルスリアクション・エクストラ053
(ステルスリアクションとは、見えないリアクションである。表向き別の事を表現しているように見せながら、同時に、特定の何かに対するリアクションとしても意図された、そのような表現方法なのだ)
(ご注意・本稿では西尾維新「掟上今日子の水死体」『掟上今日子の退職願』のネタバレを含みます。閲覧の際にはあらかじめご了承ください。表紙画像と本文は一切関係ありません。また、登場人物や組織の実名は伏せられている場合があります。そして、明かしづらい内容は不明瞭な表現となっている場合があります)
前回はこちら(関連リンクは末尾を参照)。
また本稿においては「西尾・忍殺」を重要な関連資料として参考して頂きたい。
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・とにかく自分の視界から消したくなった
処理が幼稚だけどパターンからしてあり得るんだよねーこれ。追い込まれてるから手段も選ばなくなるし。僕側のひとつの処置をこう取れなくもないし。
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・あとで浮き上がってくる
遅かれ早かれそうだった、っていうのがいずれ分かってもらえるように日々取り組んでおりますが、さていつになることやら。
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・図々しくてふてぶてしい
基本的なベータロンの印象だけど、僕のやり方をそう受け取ることができない訳じゃないって点も見落としちゃいけないか。
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・あんまり綺麗じゃなくなさそうな水
現場はそこまでクリーンなムードではなかったかなー。伝聞情報では結局不透明な状態だったかもだし、そういうディテールが意外に多くの事を教えてくれたりもするんだよね。
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・見た目からではわからない気骨がある
外見の話はよしてくれねえかなぁ。コメントしにくい。とりあえず「嘗められやすそうって事か!」とキレ気味のコメントで埋めておく。
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・うまいこと言ってどうする(そんなところで才能を発揮しないでほしい)
批評ってあれこれ書くのが仕事なので、修辞的に技巧を凝らす術も持っておかないといけないかなぁとは思ってるんだよ。武器は多い方が戦いやすいし。
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・感情の発露(損壊)
そこそこ以上に自制心を働かせないと荒れた時結構派手な動きに出ちゃったりもするからねぇ。
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・レジャーやデートのムードを壊すため?(幸せそうな人間)
嫌がらせが気晴らしになるのか、のうのうと生きてるのが気に食わないのか、この辺は性格の問題になってくるのかね。あまり掘り下げるつもりもないけどさ。
あと「幸」の字(確か本文にあったはずなんだけど……)。
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・平和な日常の破壊と嫌がらせ
性格が出るってだけじゃなくて、仕事ぶりとか中長期的なポジショニングの傾向まで見えるからねぇこういうの……。見込みが立っちゃうのは怖いよマジで。
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・準備より後始末が大変
準備の方が大変だったなー僕は。随分先行投資したからねー。まぁそれもやれる範囲でだったからスッと手を引けたんだけど、後に引けない状態だったり宙ぶらりんにされた方は大変だったのかなぁ。
さすがに今はもうそうでもないと思うけど。
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・無意識化の推理脳
ウチの無意識さんはいい仕事するからなーマジでマジで。超有能なんだけど仕組みが分かんないから頼り過ぎるわけにもいかなくって、結局自分が楽する訳にいかないんだけどさ、高性能過ぎて計画自体が変わっちゃうレベルでも使わない訳にいかないくらいなんだよね。いつ働き出すが分からない気分屋でもあるし。でもこれも圧倒的な武器のひとつになり得るからなぁ。
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・推理筋肉
これどういう意味だったっけ。思考する時にも体力を使うとかそういう奴だっけ。それとも体動かす事で考えが冴えてくるとかの方?
考え抜くのにはそれなりに筋力はいるけどさぁ。
(続く)
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関連リンク
第1話「ゼロ年代の終わりに」(西尾維新篇・1) 西尾維新を読むことのホラーとサスペンス、ニンジャスレイヤー、そして批評家の立場と姿勢の話
からの「西尾維新篇」。
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第5話「『ニンジャスレイヤー』をオマージュする西尾維新」(ニンジャスレイヤー篇・3) 西尾維新を読むことのホラーとサスペンス、ニンジャスレイヤー、そして批評家の立場と姿勢の話
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第6話「過渡期の人」(策謀篇・1) 西尾維新を読むことのホラーとサスペンス、ニンジャスレイヤー、そして批評家の立場と姿勢の話
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第13話「閉じろ、その地獄の釜の蓋を」(策謀篇・8) 西尾維新を読むことのホラーとサスペンス、ニンジャスレイヤー、そして批評家の立場と姿勢の話
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第14話「『天狗の国へ連れてゆく』」(昇華篇・1) 西尾維新を読むことのホラーとサスペンス、ニンジャスレイヤー、そして批評家の立場と姿勢の話
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第15話「『どうだ ピンク色の光が見えてきたか?』」(批評篇・1) 西尾維新を読むことのホラーとサスペンス、ニンジャスレイヤー、そして批評家の立場と姿勢の話
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第19話「『俺は向こう側に、天狗の国に行かなきゃならねえ』」(批評篇・4) 西尾維新を読むことのホラーとサスペンス、ニンジャスレイヤー、そして批評家の立場と姿勢の話
までの「批評篇」。
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