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7月24日は劇画の日
1964年のこの日、青林堂から劇画系漫画雑誌「月刊漫画ガロ」が創刊されました。定義こそ曖昧ですが、「ガロ系」なる漫画ジャンルが確立され、日本の漫画史に一石を投じた雑誌だと言われています。その創刊を記念するという事で、7月24日は劇画の日です。
劇画というのもまた定義があいまいですが、簡単に噛み砕くと「大人向けの画風」という事だそうです。デフォルメを用いず写実的な画風であるというイメージが強いですね。
完全に個人的な事を言いますが、わたしはデフォルメの効いた可愛いタイプの絵が好きなので、劇画はあまり読みません。なのであまり詳しい話をしているとにわか知識にボロが出そうなので、このくらいにしておきます。
さて、「月刊漫画ガロ」に掲載された事のある漫画を紹介します。
水木しげる先生の著作、「ゲゲゲの鬼太郎」は11年ペースでアニメ化されているためあらゆる年齢層に親しまれている有名な漫画です。
しかし、かつて週刊少年マガジンで連載されていた「ゲゲゲの鬼太郎」の原型となる「鬼太郎夜話」が漫画雑誌ガロで掲載されていたという事は、意外と知られていません。かく言うわたしもこれまで全く知りませんでした。
アニメ版だといずれも子ども向けという事でそれなりにエピソードに脚色が成されている事が多いですが、漫画版のゲゲゲの鬼太郎はわりと大人向けの展開が多かったりします。えげつない展開や直接的な下ネタも多く、良くも悪くも劇画調に合った作風という事です。
「鬼太郎」に限らず、短編集はいずれも妖怪が絡んだSFチックなものが多く、非常に面白いです。大全集、機会があれば読んでみたいところです。
そういうわけで、明日は劇画の日。劇画に親しみを持ちましょう。