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帰るときのこの複雑な気持ちの表現法:迷いながら3つの理由を考えた。

 あれだけ自分の中では大騒ぎしたアンコール遺跡までの旅行は、帰り道になります。ちょうど丸二日にちょっと足りないくらいのこちらでの滞在。なかなか密度の濃い時間で、よく考えれば44時間ほどにすぎないここでの時間が、ここに来て、それで夕陽を見に行ってずぶ濡れになったのが遠い昔のように感じています。

 何と言うか郷愁言われるような感覚は今なのか?と感じていますが、それをどのように表現したらいいのか、全部がぴちっと当てはまらない感じがして、もどかしいのですが、今ホテル、これから空港までの道中で考えて、続きを書きたいと思います。

 親切なTOBさんが送ってくれて、空港に到着したのが10時20分ごろ。おそらく45分くらいの道のりでした。
 チェックアウトでは、ANAさんに、ホテルが貸し出していたお電話をすっかり忘れていて、何処にあるかわからなくなって、若干パニック気味の私を、ホテルのお部屋なら私たちが見るから戻らなくていいと、優しく言ってくれて、しかし結局あったのは私の小さいカバンの中。本当に見つかって良かったけれど、自分の忘れ方も、ちょっと限界を超えてきているので何とかしたいと思った今日この頃です。

 すべてが本当にスムーズで、なんといっていいかわからないけれど、ここのところ、ちょっとやだなと思ったことが外国のホテルでは重なっていたので、拍子抜けするくらいの状態でした。
 逆に入り込んでしまったコンフォートゾーンから抜け出すのが億劫で億劫でたまらない。こんな感覚をとりあえず3つ書いてみようと思います。

1.ここにいるわけにはいかないのはわかっているのだけれど、体が帰ることを拒否っているような感覚。
  昔、楽しみにしていた遠足の前なのに、朝具合が悪くなって起き上がれず、トイレに何度も言って出発!みたいな時期がありました。祖母の家から横浜の家に帰るときにも、同じような感じになったことを覚えています。何というか、変化を体が拒否っているのか、はたまた、元に戻っていくのが不安なのか、本当に何が何だかわからないのだけれど、朝から何回もトイレに行って、気晴らしにシャワーも浴びてようやく出かけました。こういうのは久しぶりです。子供の時以来の感覚。

2.この土地について、どのように考えればいいのかがよくわからない。不思議な感覚
  カンボジアはガイドブックを見る限り、決して安全な国ではないと思う。一人でフラフラできるような国ではない。オランダでフラッと思い付きで電車に乗って、1日アルクマールの街を歩き回った、あの時のような感覚は到底望めない。
  だけれど、もう一度戻ってきたい。そう思っているのは間違いない。
  でもね、アンコールワットもアンコールトムもこれ以上ないくらいしっかり見てしまったし、もう行く必要性を感じる場所もない。
  朝ごはんの焼きそばみたいなお料理は素晴らしくおいしかった。もっと食べ物食べてみたいけれど、それだって限界がある。ここに来てもすることがない。一人でフラフラできない土地だけに、時間を持て余すだろうなと思う。だから候補には上げにくい。
  何度も来てみたいおばあちゃまのお家のようなところなのだけれど、でも周りが危なくて近づくのに躊躇する、そんな感じかしら?

3.家に帰って、さあ、またお仕事頑張るぞ!という気持ちになれないのが、もどかしい・・
  基本的に仕事が好きな人間で、普段ならさっさと切り替えて頑張れるのだけれど、今回はなぜかそれがうまくいかない感じ。
  なぜかしら?お家に帰りたくないわけでもないし、でも、なんというか、次に向けてのエネルギーがたまってこない感じ。
  もう少し休んだ方がいいのかしら?それともこれから先にある11時間のトランジットが気詰まりなのかしら?

何が何だかよくわからないけれど、モヤモヤした状態について、書いては見たけれど、どれもやはりしっくりは来ていない。

 

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