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DMZツアーを通じて感じた韓国と北朝鮮についての3つのこと
今、ソウルにいます。本日懸案だったDMZツアー、第三トンネルの見学も無事終了してきました。
私は狭い暗いが苦手で、我慢強い性格だったはずが10年位前に凱旋門に上る途中にどうしてもいやになって撤退してから、そういう場所を避けてきました。ミラノのDUOMOもフィレンツェの鐘楼も昇っていない。なんだか負け癖が付くようで嫌だったのだけれど、気力も上がってこず、そのままにしてしまっていました。
いつかどうにかしたいと思っていました。自分の腰の引けた感じが気に入らなかった。しっかりして!頑張って!
そもそも何度か北朝鮮がミサイルを飛ばしてきていた時に、世の中の人は、あんなの当たりっこないと完全に高をくくっていたのだけれど、私はこれだけ失敗にもめげずに繰り返せる体制があるなら、いつか日本に命中してしまうんじゃないかと恐れている。そんなことが可能な国はどんな国なんだろう?見てみたい!そう思いました。
今は北朝鮮に行く手段はありません。だからせめて近くまで。それでDMZツアーに興味を持ちました。
DMZツアーにはいくつか種類があるのだけれど、どのツアーにもトンネルの見学が必ずついている。順番的にも見ている限り、そのトンネルの先に国境地帯があって、トンネルを通ることが出来れば、国境が見れるくらいに勘違いしていた。結果的にはトンネルは飛ばせたんだけれど、国境を見るために絶対通らないといけない関門として、1週間前から精神的な鍛練をしつつ、体調を整え今日に備えてきました。
友人二人とともに韓国にやってきて、彼女たちがいれば気もまぎれるし、ちょっとは良いかも‥と思ったから。
前置きはこのくらいにして、本題
1.思いのほか中国人をはじめとした外国人が多い。
西洋の人も中東の人も参加していた。
南北戦争の象徴のはずが、慰安婦像もばっちり2体いらっしゃいました。今回のガイドさんは慰安婦像の説明は省略されていましたが・・
自分なら例えば、ベトナム戦争も同じように南北で争っていたと思いますが、もし同じようなツアーがあったとして参加するか?と言えばNO。世界には意識の高い人がいらっしゃることを改めて感じました。
2.韓国側から見える北朝鮮はノスタルジックで美しい
かなり時間をかけてみましたが、せいぜい建物は4階建て。人が住んでいるのかどうなのか・・と言う感じですが、緑が多いのどかな感じで、あのお方の風貌とかされている残虐なこととか感じることはありません。
対して韓国側は、林のように高層ビルが乱立し対照的です。
3.韓国は北朝鮮にも日本と同じように攻撃的
もともと同胞が、敵味方になった不幸な経緯のある戦争ですが、トンネルを最初に掘ったのは北朝鮮ですか、後から掘って繋げて、観光資源にしているのは韓国です。こういうのはなんだかなあ・・・・と思います。
このトンネルは石炭の採掘用と言っているけれど、それが違うことは明白で、北朝鮮はうそつきだ!みたいな調子。
近親憎悪と言う言葉がありますが、残念としか言いようがありません。
しかし、私の知っている韓国人は日本に対してそれほど攻撃性はありません。韓国のエキセントリックな攻め方が得策ではないことを皆さん気付いておられる。
中国人もしかり。政治と言うものが、人々の民意を扇動しそれを利用していることがよくわかります。
日本は弱腰だから・・・と言うご意見もありますが、相手に言わせて受け止める器の広さとも言えます。日本は弱腰だから・・・というのも、我々煽動されてそう感じていただけで、日本の賢人たちは、負けたふりをして多くのものを得てきたのかもしれません。