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ヒナドレミのコーヒーブレイク 朝の香り
こんにちは、ヒナドレミです。自然を愛する私ですが、自然の風の下では じっとしていても汗が出てくるような暑い日には、文明の利器の一つである「エアコン」の風にドップリと浸かっています。さて今回のテーマは『朝の香り』でいきたいと思います。
朝の香り
最近、太陽が東の地平線から顔を出す時間は早い。私の目覚める時間より、大分早い。朝 太陽の日差しの下で目覚める・・・何と素晴らしいことなのだろう!朝起きてすぐに窓を全開にする。そして朝の空気を部屋へと誘う。太陽に「おはよう」の挨拶をして「今日も顔を出してくれてありがとう」と感謝。雨の日にはそれが「今日も恵みの雨をありがとう」に代わる。
もちろん、毎日このようなことを呟いているワケではないが、そういう気持ちであることは確かだ。そして部屋を、花や木の葉の香りのする朝の空気で満たしたところで窓を閉める。自然の香りを部屋に閉じ込めるためだ。気のせいか部屋がさわやかに感じる。早朝には、際立って美味しい空気が流れているような気がする。少し大げさだが、まるで高原の避暑地にでもいるかのような清々しさだ。
緑の木々の香りや、甘やかな花の香りで、私はささやかな幸せを感じる。あぁ、私は今 自然の中にいるという幸せを。植物の行う光合成で、空気がリフレッシュしたような気分になる。朝になると一際 清々しい感じがする。時には、木や花の香りに混ざって、潮風のような香りがすることもある。
しかし残念なのは、自然の香りで満たしたはずの部屋が、外出から戻って来る頃には全く残っていないということだ。帰宅して部屋の窓を開けると、そこには朝の香り(空気)とは違った(気のせいかもしれないが)夜の空気が入り込んでくる。
「朝」というものには、昨日と違った新しい、そして神聖な何かがある、と私は信じる。朝は一日の始まり。そして朝は、みんなに平等にやって来る。時には、朝が来なければいいのに、などと思ってしまうこともあるが、やはり朝は来た方がいい。たとえそれが、少しずつこの世の終わりに近づいているとしても・・・。
完