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スコットランドに関する雑学

こんにちは。今日はこれまで彼から学んだスコットランドのことに関してシェアしたいと思います。彼とは出会って3か月ですが、すぐに恋人となり、ほとんど毎日一緒にいるので3か月間でも学んだことは数多くあります。少し整理したいと思います。

まず、彼の出身はスコットランドの西側に位置しますAyr(エアー)という街です。海が近く、天気が良い日は海のずっと向こうに北アイルランドのベルファストが見えるらしいです。ちなみにこのベルファストはタイタニックが造船された場所で、タイタニック博物館もあります。私はこちらに2017年の3月に訪れてきました。ちょうど写真があったので、ベルファストで撮った写真を1枚。2枚目はタイタニック博物館です。


最初彼と出会ってまだ出身地を聞いていない状態の時、発音から本当にどこから来た人かわかりませんでした。そしてスコットランドと聞いて、あまりスコットランドアクセントを感じませんでしたので拍子抜けしてしまいました。大学卒業後スコットランドを離れて様々な国を仕事で回っているうちに、少しアクセントがマイルドになったそうです。


しかしかくいう私も、スコットランドアクセントはとにかく強く荒いという偏見の様なものしか持っておらず、どんなものかと聞かれると全くわからないという感じでした。


だんだんと彼の喋り方や使う言葉でユニークなものを発見したり、特有の文化・感情なども学んでゆきました。更に、私自身もスコットランドに関して理解するためにそれらを発信しているユーチューバーの動画を漁って、理解を深めてゆきました。楽しいです。その中でも今日は私が彼から学んだことをシェアしたいと思います。

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①発音
②ユニークな言葉
③苗字
④キルト
⑤バグパイプ
⑥ジンジャーヘアー
⑦近隣国に対する感情

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①発音

まず、ayの音です。例えば、dayを発音する時にデイ(アメリカ)やダイ(オーストラリア、いくつかのイギリスの地域)ではなく、ディーと発音する傾向があります(アルファベットのdを発音するのに近い音)。そのため、ayで終わる単語は全てそう発音しがちです。

そして、ふとメリダとおそろしの森が確かスコットランドの風景をモデルに書かれたということを思い出して、私が好きなTouch the Skyという曲を聞いてみると、たしかにメリダもディーと発音していました。冒頭で歌う前にメリダが話すのですが、Every once in a while, there is a "day"の発音がまさにそれでした。


次に、erの音です。例えば、HereやThereをヒア、デアと発音します。オーストラリアもヒア、デア、と発音しますが、そこまでアの音が強くないです。なので、ブリティッシュとオーストラリアの中間くらいでしょうか。

後はそうですね、法則はないのですが、houseをフスと発音しがちです。カナダの一部の人もフランス語の影響でフスと発音しがちなのは結構有名ですが、スウェーデン語で家はhusで、発音もフスです。他にもスウェーデン語と似た発音をする単語を聞きましたが、今思い出せません。地理的に近いと言語もお互いに影響を受け合うものなのかもしれません。

また、スコットランドの首都はEdinburgh(エディンバラ)ですが、ローマ字表記により国際的には、エディンヴェーグみたいな感じに発音されます。しかし、Edinburghという地名はゲール語で、正しい発音は日本語の発音と同じで、エディンバラです。



②ユニークな言葉

ユニークな言葉に関しては、スコットランドやアイルランドでよく使われていた伝統的な言語、ゲール語に由来しているものが多いのではないのでしょうか。街には一応ゲール語表記があるのですが、彼はゲール語はできません。というかほとんどのスコットランド人がゲール語わからないそうです。


wee(ウィー)が代表的なスコットランドのスラングだと思います。これは小さいという意味です。彼が教えてくれたこれを使ったスラングはwee man (ウィーマン)で、目やにを指します。朝起きて顔に目やにが付いてるとThere's a wee man と言われます。

他にも沢山ありますが、彼はそこまで無意識にスコットランドスラングを使わないです。彼女の動画は面白いです。そしてとても強いスコットランドアクセントが聞けます。



③苗字

彼もそうなのですが、Mc○○○(マック○○○)というのはスコットランド人やスコットランド移民特有らしいです。Mc○○○というのは○○○さんの子供という意味ですので、○○○の最初のアルファベットは大文字になります。

④キルト

キルトというのは、スカートの様なスコットランドの伝統的な洋服です。ベースの色は赤や緑が多いイメージです。模様は家系によって一つ一つ異なり、彼のはベースの色が赤でした。現在でもお祝いごとの際には着ることがあるそうです。実際彼も妹の結婚式にキルトを着ました。伝統的な着方としては、下着は付けません。昔の日本人女性が着物を着る時みたいですね。

⑤バグパイプ

ケルト音楽を奏でるにあたって大きな役割を果たしていて国家の楽器の様なイメージがありますが、皆が演奏できるわけではありません。彼はできません。私がティンホイッスルを演奏することができるので、いつか一緒に演奏できたら良いなと思ったりしています。

⑥ジンジャーヘアー

スコットランド、アイルランドの血筋によく見られるそうで、オレンジと赤の中間の様な色をしています。現在の彼の髪の毛の色はブラウンですが、小さい頃の写真を見せてもらうと、艶やかなジンジャー色でした。

⑦近隣国に対する感情

勿論彼はイギリス人と飲んだり話したり普通にします。基本は○○人だからというより人を見て付き合いますよね。しかしやはりイギリスの国自体はあまり好きではないようです。

面白いエピソードで去年のラグビーワールドカップに関して言っていたのは、スコットランドは日本に負けましたが、その日本を破った南アフリカがイングランドを破ったのは気持ちが良かったと言っていました(笑) 

後、イギリス人だというだけでリッチに振舞うのはやめて(Stop being posh)というのは多くのスコットランド人が持っている感情みたいです。

そして、イギリス人からスコットランド人への侮辱として、ケチだというのがありますが、彼自身も彼の周りのスコットランド人に関してもそう思わないと言っています。

また、北アイルランドを含めたアイルランドに対してはイングランドよりも親近感はあるのか聞くと、それは勿論当然だということです。

この近隣地域への感情というのは私が今後色々なスコットランド人に聞いてより深く知りたいところです。ラブ&ヘイトの様な感じでしょうか、それとももっと複雑なのか。勿論人によって違いますが。

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