何を愛していきたいか
最近、気になっている占いがある。
知っている人も多いだろうしいたけ占いだ。
元々占いに熱心なタイプではないが、しいたけ占いは別だった。
丁寧に選ばれた言葉たちが、生き方のアドバイスとしてすっと心に入ってくる。主張しすぎることなく、あくまでさりげなく背中を押してくれる。
人気の理由が分かる気がした。
つい先日、2019年下半期のしいたけ占いが公開された。
またまた響く言葉たちのオンパレードだったので、自分なりの半年間の振り返りも兼ねて、文章に残しておこうと思う。
今回、一番響いた言葉は「何を愛していきたいか」。
これはまさに、私が一年間の留学生活で得た視点の一つだった。
その前に、私の留学生活について少しだけ。
昨年9月から11ヶ月弱、オランダの大学で交換留学をしていた。
交換留学というのは、特殊な環境だ。半年あるいは一年という期間限定なので、明確に終わりが決まっている。
帰国後は日本でのキャリアを念頭に入れる人が多く、私もその一人である。
学位は日本の大学で取得するし、就活だって日本で行う予定だ。
それに伴い、留学中は海外にいながらオンラインで日本の活動に参加したり、関わりを持ち続けていた。
インターネットによってリモートワークの障壁はかなり低くなった。それでも海外から日本のコミュニティに参加しつづけるには、いくらかのエネルギーがいる。
時差のために早起きしてオンラインミーティングに参加したり、チャットの中では意識的にリアクション&キャッチアップをしたり…
それなりの労力を割いても関わり続けたいと思う活動は何なのか、必然的に考えるようになった。
言い換えれば、本当に自分がやりたいことが見えてきた。
その感覚は、人間関係や身の周りの持ち物においても同じだった。限られた条件の中で、自分が大切にしたいものに集中するようになった。
平たく言うと、生活全般において「愛していきたいもの」が浮かび上がってきた。
「愛がある、愛着を感じる」「ちょっと愛がないよね」なんて、すごく主観的な視点だと思う。それでも、その直感が意外と当たるのだ。
自分だけは、自分の心の声にちゃんと耳を傾けてあげたい。
日本での忙しない日々から少しだけ距離を置いたことで、今後の人生を歩む上で大切な感覚に気づくことができた。
帰国まで残りわずか。新しい視点を手に入れて再び日本の地を踏む自分に、今からわくわくしている。
2019年下半期しいたけ占い
http://bit.ly/2Xx2gEZ