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ポケモンが大好きな話。

今回は流石にネタバレがあるのでご容赦を。主にBWと剣盾である。ご注意。



そんなにゲームをする方ではない私が、新しいゲーム機を買うのは大体新しく出るポケモンをやりたい時だ。


据え置きゲーム機を買って貰えなかった私が、初めて友達と一緒にたくさん遊べたゲームはポケモンDPだった。
地下で秘密基地を作り、化石掘りに勤しんだ。一番図鑑集めも頑張ったのはこの作品だった。



だが、私が人生を変えられたポケモンシリーズは、BWである。



それまでもポケモンを楽しんでいたが、あくまでRPGの一ジャンルという感覚だった。
ポケモンは可愛いしカッコいいし、メインストーリーも殿堂入りするのは感動するし、図鑑集めは楽しい。
対人戦に興味のない私にとって、面白いゲームの一つというだけだった。



それがBWで完全に崩れ去った。
Nというたった一人の人物によって。



プレイした人はお分かり頂けるだろうと思うが、Nというのはかなり特殊な人物であった。主人公の前に立ちはだかる悪のトップというだけでは語れない。


なによりストーリー終盤でNの部屋が出た時、あまりの辛さに号泣した。今でもNのテーマが流れると泣きそうになるぐらいだ。
BW2では、ひたすらNの面影を探し続け、どうにか彼が幸せになっていることを願った。


あの作品から、私の中ではポケモンはただのゲームではなくなった。
そこからの剣盾である。これはもはや長編映画を観たかのようであった。


自他共に認めるイケメン好きで、もふもふ好きの私は、開始早々ころころ転がるウールーの可愛さにやられ、ワンパチにメロメロになり、最初のジムのウールー転がしでスクショを撮りまくり、キバナさんに大喜びした。


だが、一番感情移入したのはホップである。


主人公の幼馴染で最強のチャンピオンを兄に持つ彼は、中盤以降悩みまくり負けまくる。最終的に、憧れていた兄は負けてチャンピオンの座を降り、その座は主人公が埋める。


最終戦が本当に辛かった。ホップが兄ダンデに憧れているのを知りすぎているだけに、それを引きずり下ろさなければならないのが、本当にキツかった。


そこでストーリーが終わっていたら本当に救われなかった。
ホップが憧れたものを全て奪ってしまうだけだった。


だがそれで終わりじゃなかったのだ。主人公が殿堂入りし、スタッフロールが流れてもまだ続きがあった。


その後の事件を解決する過程で、ホップは伝説のポケモンに認められ、研究者の道を目指すことを決め、かつての笑顔を取り戻す。



ここで私は号泣した。ホップがちゃんと救われて良かったと、涙が止まらなかった。
憧れを失い、目標を無くしていくホップにちゃんと得るものがあって良かった。


もちろんストーリー以外でも素敵なところはたくさんあった。
ポケモンと一緒にキャンプは出来るし、一緒に遊んだりカレーを作ったり。
ポケモンそれぞれの仕草もみんな違ってとても魅力的だ。


それでもゲームでここまで心を抉られたり感動したのは、ポケモンが初めてだ。


本当にポケモンはすごい作品である。



明日いよいよポケモンSVが発売だが、私は正直迷っている。
なんといっても、ワイルドエリアで詰みかけたほどの、方向音痴とオープンワールド苦手勢だからである。


それでもやっぱり手を出してしまうかもしれない。
苦手を押してもやってみたい。
それがポケモンの魅力だからだ。

#ポケモンへの愛を語る

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