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Twilight

行ったことのない街みたい
知らない感情 わからない気持ち
言葉が通じないところなんて
まるで そのまんまでしょ

噛み合っているつもりでいた
たぶん 君も幸せだった
もちろん 人生史上
もっとも輝いた時間を過ごしたんだ

理性的に 順序どおり
整理できた一日だった
持ち物も 生活道具も
思い出は 思い出に

本当は知っている横顔を
知らないふりで すれ違うよう
隣に誰かいたとしても
きっと 塗りつぶすでしょ

そのために 今日を決めた
たぶん 運命の分岐点
もちろん 人生史上
もっとも 君に寄り添った審判なんだ

感情的に イブは泣いて
枯れ果ててうまくいった
明日も 次の誕生日も
ここじゃない ここにない

予想は 当たっている
明日 誰かと優しい休日
そして 君も いつかは
上書きしてくれるよね

理性的に 順序どおり
整理できた一日だった
持ち物も 生活道具も
思い出は 思い出に

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有島緋ナとして、初めて有料で公開した詩のマガジンです。 作者である私がラジオ配信で朗読したものございますので、あらかじめご了承くださいませ…

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