無職の時間

今、無職です。
生活は大変な状況のはずですが、これまでの経験から、軽々に応募することを辞めました。

理由その1
応募しても、実は隠れた年齢制限があって受理されない。
理由その2
説明と実際は、ほぼ異なっている。
理由その3
大切にしたいものは何か、その順番をまだ確定できていない。

一つ目と二つ目は、転職経験がある方の多くが感じたことのあるものだと思いますので説明を省きます。
三つ目が、私の今回の無職期間の大きな理由です。

これまでの応募時の優先順位
1.生活できる給与である(時給なら手取り額を自身でシミュレーション)
2.通勤が辛くない距離である
3.生活時間のうち約8時間前後の拘束である
4.自分に可能な仕事内容である
※ここには、人間関係に関することや、職場内カースト(正規・非正規などの処遇差など)、居心地などは何も入っていない。就業するまで、あるいは就業してしばらく経ってから知るまでは不明のため。

就業先のことが不明なのは変えようがありませんので、自分自身で変えられることを考えました。

これからの優先順位
①自分の時間を確保できる
②自分のメンタルを保持できる
③一番優先すべきことを自分にできる
④立ち仕事がほとんどない(膝を痛めているため)
⑤できるだけ在宅で作業できる
⑥生活と習い事を継続できる給与である
⑦できれば定年がなく働くことができる

ずいぶんとわがままな内容だと思われるかもしれません。
失業中なら選べる立場ではない、働かざる者食うべからず、今すぐにアルバイトでも探すべきだ...
以前の私はそうでした。「自分」など後回し、最後です。
その結果、感覚が鈍く、感情が表れにくく、物理的にも精神的にも迷子になりやすい人生を永らく送ってまいりました。

2年と少し前、無条件に私を肯定してくれる人物に出逢いました。
現在の、私のボイストレーニング講師です。

それまで、自分がどれほど何もできず、生きていて良いのかと何度となく繰り返し考えていました。
物心ついて以来、身近な人に褒めてもらった経験が無かったこと、他人の褒め言葉はお世辞だから信用してはいけないと洗脳されて育ったことが大きな理由だと思います。
そうやって自分を守ろうとしても、人を見る目が無いので、結果としては誰も信じられない不幸な時間を過ごしていました。

しかし、
私という存在は、ひとりの人間として尊重されて良いのだと教えられたのです。
青天の霹靂でした。

それでも、生活することとは別問題として、私は考えていました。
生活できなければ、お金が無ければ何一つできないし適わないからです。
実のところ、それは真理です。
それでも優先順位を間違えれば、自分を否定し、元の自分に戻ってしまうことになると気づくまで、さらに2年以上の時間を要しました。

今、とうとう決心したのです。
はたらくのは自分のためであることを、忘れてはいけないと。

今後、どうなるのかはわかりません。ただ、少しの時間、飛びつかずに、本当の意味で自分に適した仕事を探してみたいと考えています。
雇用形態ではなく、仕事の内容、時間、体力、メンタル、経験と興味を合わせることができればさらにありがたいです。
そのために、興味があることにはダメ元でも応募していくこと、引け目を感じないこと、「自分など...」という考えは都度改めることを実践してまいります。

半年後、一年後に、どうなったのかを記事にする予定です。
「つもり」ではなく「予定」

自分自身に初めて期待し、その気持ちを守りたいのです。
さて、未来は如何に。

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有島 緋ナ
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