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美大生時代に知りたかった事

こんにちは!
東京で靴下を作る仕事をしている 出沼妃那と申します。
このnoteでは、
’’デザイン+職人技=日本の美、文化。これを後世に受け継いでいく’’
をテーマに、これまでわたしが経験してきた、美大生、デザイナー、製造現場の職人として、それぞれ違う立場から見えてきた課題に向き合い、得た解決策やもの作りに役立つ情報を、これからの日本繊維業界を盛り上げていくひと達への一助となる発信をしていきたいと思っています。

前回はデザイナー時代の事を書きましたが、今回は美大生時代の事を思い出しながら、その時に知っておきたかったなぁと思う事を書きたいと思います。昔の自分へのメッセージ的な話になりますが、お付き合い頂けると嬉しいです。

①人間関係において、まずは相手を知ることからスタートする

これは、全ての人間関係においてとても重要な事だと思っています。特に初めての方には、自分自信を理解してもらおうと沢山話してしまいがちですが、まずは相手の話をよく聞く。そして、質問をしてその人がどんな事に興味関心があるかを知る事がとても大切だと思います。

とはいっても、相手の話を聞いてばかりだと、自分の話はいつするの?となりますが、順番で言うと、相手の話を聞いた後が自分の話す番になります。話を沢山聞いてくれた相手には、自然と話を聞きたくなるものです。そんな温かな関係が築けると、物事はたいていスムーズに運ぶと実感しています。

仕事面では、お客さんの求めている物が何かを理解する事が一番大切だと思っています。それを知る為には、やはりお客様の話を聞き、お客様の立場に立って物事を見るように努めることです。わたしのデザイナー時代は、工場さんが納期を守ってくれる事がとっても嬉しかったので、わたしも納期厳守を目標の一つにしています。

②勉強は一生続く

”知は力なり”と言いますが、知識はあらゆる場面で役に立ちますし、人生を豊かにしてくれるものです。

正直 わたしは、大学を卒業したら勉強なんてする必要がないと思っていました。
でも、仕事を始めてからの方が勉強をしなきゃいけない場面が沢山ありました。

直接 仕事に関わる、IllustratorやPhotoshopのスキルは学生時代に学習しましたが、仕事を始めてからの方が多くの事を学びましたし、コミュニケーションスキルは、社会人にとってマストなスキルだと声を大にして言いたいです。

大人なってからの勉強は、いわゆる5教科ではなく、自分の興味がある分野の勉強もできるので、ハードルが下がると思います。好きな時に始められるし、辞めることもできる。そして、今は、YouTubeやオンラインレッスンなどでも勉強できるので、とても学習し易い環境だと思います。

近頃のわたしは、ECサイトについてと歴史について興味があります。昔は、歴史なんて大嫌いだったのに、自分でも信じられない事が起こるものだなぁと思うのと同時に、学ぶってとても楽しいことだと実感しています。

なーんて とても偉そうに語ってしまいましたが、安心してください、40代になった今でも感情が先走って人の話を聞けないこともあるし、「さ、本読も!」と思っても、よく寝落ちしています。。。なので、今の自分への戒めも込めて書いてみました。引き続き、上記2点を意識して精進したいと思います。


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