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靴下産地の話

こんにちは!
東京で靴下を作る仕事をしている 出沼妃那と申します。
このnoteでは、
’’デザイン+職人技=日本の美、文化。これを後世に受け継いでいく’’
をテーマに、これまでわたしが経験してきた、美大生、デザイナー、製造現場の職人として、それぞれ違う立場から見えてきた課題に向き合い、得た解決策やもの作りに役立つ情報を、これからの日本繊維業界を盛り上げていくひと達への一助となる発信をしていきたいと思っています。

野菜や果物のように、繊維素材にも産地あるのをご存知でしょうか。
今治のタオルや岡山のデニムなどはとても有名ですよね。

ニットの話をすると、ニットウエアー(セーター)は新潟県、カットソーは和歌山県での製造が盛んです。

さて、靴下の産地は何処だと思いますか?

答えは、、、
奈良県、兵庫県、長野県、そして意外にも東京都でも多く製造されています。

農家さんが副業として綿花栽培を始め、品質の良い綿が取れたことで、そこから派
生して靴下製造を始めたと言われています。そして、靴下を完成させるまでには、
ロッソやリンキング(つま先かがり)、仕上げ(成型)などの工程がありますが、そういった工程を社内や地域周辺でワンストップで行える事で成長してきたそうです。

東京での発展の歴史は、なかなか資料が見つからないのですが、
あくまでわたしの想像ですが、豊島区北大塚に永田精機株式会社さんという110年間靴下編機を製造していた会社があり、その周辺の大塚池袋から靴下製造が盛んになっていったのではと予想しています。
(ちなみに、永田精機株式会社さんは現在編機事業から撤退しています)

いやいや、そうじゃない!!!
と、東京の靴下製造の歴史をご存知の方がいらっしゃいましたら、
ぜひ教えてください!

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