靴下の作り方 その3
編み機の種類
靴下編み機には、大きく分けて2種類あります。
シングルシリンダー編み機とダブルシリンダー編み機です。
シリンダーとは、編み機の内部にある金属の筒の事を言います。
このシリンダーの溝に編み針がはめ込まれ、針が上下することで編み地ができます。
①シングルシリンダー
シングルシリンダーは、平編み(天竺)で編み地を構成し、
多色の柄物の靴下を作る事ができます。
②ダブルシリンダー
ダブルシリンダー編み機は、上下にシリンダーがついていて、裏編みと表編みで編み地を構成するので、アランニットのような凹凸のある靴下ができます。
ダブルシリンダーは、操作が複雑で使いこなせる職人さんが少なくなってきていると聞きます。わたしも勉強中ですが、、、道のりは長そうです💦
サイズの違い
メンズ、レディース、子供、ベビーと様々なサイズの靴下がありますが、
サイズの違いは、このシリンダーの直径にあります。
一番直径の大きいシリンダーがメンズ、その次がレディース、子供、ベビーの順にシリンダーが小さくなっていきます。
そして、同じ直径のシリンダーでも、針本数が多い編み機だと針が細くなり薄地の繊細なソックスができます。逆に針本数が少ない編み機だと針が太くなり登山用のローゲージ靴下ができるわけです。同時に、使う糸の太さも変わってくるので、全く違う面の靴下になります。
工場によって持っている編み機が違いますし、
産地によって得意なテイストがあったりします。
少しマニアックな話になりましたが、参考になれば嬉しいです!