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気付けば”自営業”ばかりいる血筋だった。

私は新卒でIT企業に入社し、3年後にエンタメ企業に転職した。

ほとんどの友達が正社員として働いていたから、
それが「普通」だと思っていた。

けど「普通」ってなんだろう。

正社員が”絶対安定”なんていう時代は終わろうとしているし、
(そりゃ自営業よりは安定だが)
最後は「これまでのスキルの積み重ね」が左右するんだろうな、と漠然と考えていた。

今から約2年前、正社員を卒業してフリーランスになった。

コネもツテもないし、ましてや副業も何もしていないところからスタート。
最初はどうなるかと思ったけど、素晴らしいクライアントに出会えて、
今では正社員時代よりも充実した生活を送っている。

それでも正社員より安定していないのが、フリーランス。
常に不安と共に暮らしているのは事実だ。

そんな時に思い出すのが、自分の血筋。

父方の祖父母は飲食店を経営
母方の祖父母は漁業
両親は飲食店を経営
姉一家は自営の小売業

――見事なまでに全員が”自営業”で生活を営んでいる。

ここまで私が大きくなれたのは、自営業をしていた両親のおかげ。
そう思うと「私だって出来るはず!」と自信がムクムク湧き出てくる。

ちなみに、血筋は関係ないけど旦那氏もフリーランス。
フリーランスの周りにはフリーランスが集まってくるのかな。

我が家で「普通」じゃなかったのは、私。
これからも自営業の血筋の一員として、自信を持って歩みたいと思う。

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