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書籍「本当の自分を生きる」を読んで

書籍「本当の自分を生きる」を読みました。
著者は、CTI JAPAN(※)創立者の榎本英剛さんです。
今の自分にとても響いた内容だったので、感想をこちらにアウトプットします。
(※CTI JAPAN:コーチング、リーダーシップのトレーニング機関
Co-Active Training Instituteの日本組織)

~書籍概要~

はじめに
第一章 理由なく自分の中から湧いてくる「内なる声」は天からの贈りもの
第二章 シンクロニシティはその人が進むべき道を指し示す道しるべ
第三章 流れに乗ると、思いがけない形で人生の扉が開かれる
第四章 人生で起こることには、すべて意味がある
第五章 正しい答えを求めるより、正しい問いを持つことが人生を豊かにする
第六章 人は誰しも、何らかの目的を持って生まれてくる
第七章 理由があるから行動するのではなく、行動するから理由がわかる
第八章 これまでやってきたことは、すべてこれからやることの準備である
おわりに


~感想~

出来事と意味づけ

 一番感じたのは、「自分に起きた出来事をどのように意味づけするかで人生が変わる」ということです。
人は出来事ではなく、解釈(意味づけ)の中で生きていると言い換えられるかもしれません。
私は嫌なことでもポジティブに置き換えようとするとしんどくなるのですが、本書にあるように「自分に力が湧いてくる意味づけをする」と意識を変えると、さまざまな出来事が今までとは違ったように見えてきます。
また、その出来事の意味づけは人によって異なるという点もとても面白いです。
いわゆる名言や成功者の言葉、自己啓発本が世の中にいろいろありますが、内容が素晴らしいとは思っても自分にとっては響かないものもあります。
自分に響く=力が湧いてくる感じがするものなのかもしれません。

答え→問いの時代

 現代はネットでなんでも調べられる便利な時代です。早く答えを出す(世の中にある答えを知る)のはネット技術やAIに任せて、人間は自分の中に生まれた問いから行動を起こしていくことが大事なのではないかと思いました。
思い返してみると、人生の転機には問いがあるなぁと思います。問いはぐるぐる考えすぎると悩みにもなります。以前頭を悩ませていたことも、納得解を見つけるための行動を続けていくと、ふとした瞬間に解決したり、だんだんと自己理解が進んで「なんであんなことで悩んでいたんだろう」と思うようなこともあります。
問いの内容やレベル(?)は、人の成長とともに変化していくのだと思います。

やりたいことに出会うために、やりたくないことに出会っている

 何かに対して「なんか違う・嫌だ」「ちょっと違う」という感覚は、
自分がより本当に求めていることに近づくための一歩であると思います。
思い切って、期待して、お金を払って、新たな経験をしてみたけどなんか微妙だったという時、残念に思ってしまいますが、それもやってみないとわからなかったことですし、そこから選択肢が絞れたりします。
なので、本書の“人生は実験である”という言葉も響きました。
自分がやりたくてできそうなことから試してみることで見えてくるものがある。やって自分がどう感じたか振り返る、それが次につながる。
昨年転職に向けて活動していた頃はそんな試行錯誤の日々でした。
最近も、やりたいことをやりながら自分を知る日々です。

やりたいことに、人に話せる理由なんてなくてもいい

 私は以前から、人に誤解されることを恐れているのか、「自分の思いが相手にきちんと伝わるように伝えたい」という気持ちがありました。
そして何か新しい行動を起こすときに「人にこれをなんて説明しよう?」と心配して立ち止ってしまったり、人に質問されて上手く答える自信がないときは出来るだけ自分の話をしたくないと思ってしまうのです。
でも本を読む中で、理由のないことこそその人の純粋な思いであるかもしれないと思うようになりました。
たしかに、必要以上に頭で考えてしまっていることはあまり純粋ではないのかもしれない。そういえば人に言葉でいろいろ説明されると、逆にとってつけたような違和感があるかも、と。
そこから、他人に理解してもらうことにエネルギーを使いすぎる必要はない、人と適度に距離をとっていいとも感じました。


以上感想でした!
本の帯にもありますが、「自分の人生を自分らしく生きたい!」と思う人に
ぜひ読んでもらいたい一冊です!


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