デザイナーに必要な言語化をTwitterで練習してみてわかったこと
こんにちは!ひのふ(@pinopo_)です!
去年ぐらいから私、言語化の練習を始めました。どうやって練習しているかというと、Twitterを使用して練習しています。今日は言語化について記事を書こうかなと思います!✍️
そもそも「言語化」とは何か?ネットで調べると以下のような検索結果が出ました。
言葉で表現すること。感情や直感的なものを説明・伝達可能にすること。
辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書から引用
まさにその通り、自分の考えていることを言葉で伝えることですね。
以前、私がイベントレポートをリアルタイムでツイートしている時に、イベント会場で偶然会った友人に「何でTwitterでイベントレポートしてるの?リアルタイムで投稿していくの大変じゃない?」と聞かれたことがあります。私がイベントレポートをツイートしている理由は、主に言語化の練習をするためです。
なぜ言語化の練習が必要なのか
デザイナーの仕事の中では、クライアントやチームの人に自分のデザインの意図を説明しなくてはいけない機会がたくさんあります。
デザイン以外にも仕事上、「自分がこの意見を通したい理由」や、「こういう理由だから自分はこれに賛成しない」など、チームでプロダクトを作る上で自分の意見を伝える機会もたくさんあると思います。
また、ユーザー調査などで得た結果を共有するために、その内容をまとめる時にも言語化が必要になりますし、ユーザーの考えや行動を自分の言葉で言い換える場面でも言語化は必要になってきます。
なぜ私が言語化の練習をしようと思ったのかというと、上記の理由ももちろんあるのですが、そもそも自分が言語化が苦手であることを自覚してるのが大きな理由としてありました。
元々おしゃべりは大好きで、ある意味自分の気持ちを言語化はしているのですが、でもそれって実は何も考えていないんですよね😇つまり楽なんです。
ただのおしゃべりというのは、ついつい余分なこともしゃべってしまったりい、長く語りすぎてしまうという点があり…感情がわかりやすい会話の中ではまあまだ問題ないのですが、これをそのまま文章にしてしまうと、怖い。圧があるように見えてしまうんですね…。
そして結果、だらだら長く書いてある割りには相手に伝わりにくい。そもそも一番伝えたかったことは何?となってしまいやすいです。
そこでどうすればいいか考えました。
まず1つにnoteで記事を書くということを始めました。
これはかなり良い練習に実際になってはいるのですが、いかんせん書く量が割りとあるし、読み手に読んでもらいやすくするために太字や改行の調整、挿絵など、とにかくやることが多いのでハードルが高いんですね。これを書いてる今もなんですけど…。
もっと手軽にできるものはないのか?と考えたときに、Twitterだと140文字以内というルールがある中で、自分の考えや気持ちをまとめるのにすごく良い練習になるのではないか?と気付いたのです。
言語化しようと思ったきっかけ
そもそも、最初からTwitterで練習できるじゃん!って気付いたのではなく、Twitterで言語化を始めるきっかけがありました。
私はチームの上司と毎週1on1を行っているのですが、ここでいつもいろんな話をしています。(今気になってること、辛かったこと、世間話、嬉しかったこと、人生相談などなどほんと色々)(そして毎回長くなってしまう1on1の時間)
👩「Twitterのフォロワーが最近増えずに止まっていて、どうしたらいいか悩んでいるんですよね」
👨「フォロワーの増やし方っていう記事色々見たけど、なんかツイートの仕方に工夫があるらしいで」
👩「なんと」
そこで、フォロワーの増やし方について書かれている記事をいくつか教えていただき、その場で簡単に一緒に読んだのですが、フォロワーを増やす方法の1つにツイートするときは140文字しっかり使ってツイートするということが書いてありました。
なんでそれが良いのかはっきりとは忘れてはしまいましたが(おい)、140文字も長い文章がタイムラインに流れると、皆手を止めて読んでくれるようになる…ということだった気がします!
なるほど!と思い、さっそく自分も始めようと思いました。
確かに自分も、タイムラインをさーっと眺める時に手を止めるときの理由ってあるなと気付きました。
①RT数、いいね数がめっちゃついている
②画像がついている
③文章が長い ←今まで気にしたことなかったけど、こんなに長く書いてあるんだから何書いてるんだろう、と気になってつい読んでしまうとうことがあると気付いた
Twitterで言語化を始めた理由が「フォロワーを増やしたい」という欲望丸出しな感じで申し訳ないのですが、(増やしたい理由ももちろんあり…もっと自分の作品・絵を見てもらうにはどうしたらいいのか、発信してるつもりだが伝わってる気がしないとか…色々思うことがあったんですが本編とは話がずれるので割愛しますね)
そもそも自分の過去の今までのツイートを振り返ってみますと…。
そもそも何が良かったのか、どんな広告だったのかを教えてよ!
こういう女優ツイートみたいなのは求められてないし、
もっと書くことあるでしょ!
どう可愛いの、ネームタグってなんなの、教えてよ!
…となるツイートが多かったです😇
今だったら、3つ目のツイートは、インスタのネームタグのスクショを貼って、
①絵文字を選ぶだけでパターン柄の背景になって可愛い
②自分だけのオリジナルカードみたいになれて外に向けて見せたくなる
③皆の選ぶ絵文字のセンスが個性出ていて良い
…ってことを書きますかね…。「みんなの個性が出ててかわいい」を上記のように言い換えるだけでも、読み手の感じ方って変わってくると思います。インスタのアプリを開いて、ネームタグを作りに行きたくなりません?
1on1のときに、上司と一緒に自分のツイートを振り返って(笑)上記のような女優ツイートを自分がしていると気付いてしまいました。
👩「この間USJ行って、フライングダイナソー(空飛んでるみたいに感じられる、足が浮くジェットコースター)に初めて乗ったんですけど、顔からいろんな汁出てきて、絶対下歩いてる人に私のよだれがかかってると思うんですよね。雨降った?とか思われてるかも」※汚い話ですみません
👨「wwwwそういうのTwitterに書いたらええやん」
👩「なるほど?」
確かにただ「楽しかった〜!」というツイートより、こういうツイートの方が面白いし、みんな読んでくれそうと思いました。現に今話してPOにうけてる。自分は自信がないので、こんなやつの日常の語りなんぞツイートして何になるんだ?と思ったけど、この体験を聞いて「フライングダイナソーに乗ってみようかな」と思う人が出てくるかもしれない、と思ったのです。
それに気付くと、私のこのただの感想って意外と人の役に立ってるんだな、と思いました。
Twitterで140文字以内に上手くまとめる方法
140文字ってめっちゃ少ないじゃん、収めるの難しくない?と思うかもしれませんが、制約がある方が練習になるのです。なぜなら、だらだらと書いてしまうし、あえて要点を絞りやすくなるからです。
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1)まず、思ったこと、頭の中にあることをガーっとそのままTwitterに書き込む
・140文字超えるぐらいに書くのが、足すより削る方が楽なので良いです
2)140文字オーバーしていたら、どこの文章を削るか考える
・ここで削る時に意識すること
・文章の中でも優先順位を付け、一番重要な文章は残すようにする
・必要ないと判断したものは思いっきり削る
・漢字で文字を省略できるところはする
・他の言い回しができるところを探す
・これによって言い回しの引き出しが自分の中で増えます
3)140文字以内に収めてツイートする
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これだけです。
参考になるかわかりませんが、私の言語化を練習しているツイートを貼ります。「あ、それ練習してたんだ?」と思うものもあるかもしれません…!
言語化する内容も一応自分の中で決めていて、以下が主に自分が言語化するようにしているツイートになります。
【楽しかった出来事】
【生きていて気付いたこと、感じたこと】
デザイン問わず、なんでも良いので気付いたことを
言語化するようにしています。
【良いと思ったサービス】
【イベントレポート】
【行って良かったお店】
これはグラフィックの練習も兼ねてるので
画像を付けるというルールも自分の中で設けてます。
【漫画の感想】
これは絶対誰かの役に立ってると思ってやってます(強い意志)
たくさん読んでるので、もっといっぱい紹介したい…。
(ブルーピリオド最新4巻皆さん読みました…?描かれる空気感がすごすぎて受験の時の気持ちを思い出して主人公と一緒に緊張してしまいました)
【読んだ記事の感想】
これは記事を書いた方もhappyになるので、お互いが幸せになれます。
自分のツイートをただ晒しだしてるだけなんじゃないかと思ってきましたが、言語化の練習の参考になると嬉しいです。
ちなみにこれから言語化チャレンジしていきたいものもありまして、それは読んだ本の感想です。
以前1度だけやったのですが、もっと積極的にやっていきたいなーと思っています。やる理由としては、主に以下があります👇(ちなみに自分の行動の理由を深ぼるのも良い言語化の練習になります)
①その本の中で自分が1番重要だと感じたことを絞り出しやすい
②本の内容が記憶にも残りやすくなる
③自分の感想により、他の人も読みたいと思ってくれやすい
言語化の練習を始めてから
この練習を始めてから、自分の中ではだいぶ変わったなと思っていることがあります。
まず、文章を書く苦手意識が少し減りました。これって大きくない?🤔また、結構な頻度で、自分が体験したことをツイートしよう!と自然に思えるようなりました。
他にも、仕事中に自分の意見を伝える時に、以前よりかなり頭を使って伝えるようになりました。どうすれば上手く伝わるか、頭の中で考えてから言語化できるようになりました。もちろんまだまだなところはめっちゃくちゃあるので、徐々に、ですが…。(途中で自分が何話してたかわかんなくなる時もある)
Slackでデザイン等について文章を打つときも、以前より簡潔にまとめられるようになったと思っています。
また、自分の気持ちや考えを書き出すことによって、新たに気づきが生まれたり、改めて自分の考えがまとまったりするので、言語化っていいな…と思いました…!
とはいえ、別にTwitterなんてみんな自由に好きにツイートすればいいじゃんって思ってるので、別に女優ツイートしたってよく、言語化の練習する時だけは140文字書く!と意識すればいいのではないかなと思います。たまに1行などのシンプルなツイートがある方が人間味があるし親近感が湧いて好きだったりします(笑)
言語化の練習が必要だと感じる人は、気軽にできるTwitterで練習を始めたらいいのではないでしょうか。すごく良い練習の場になると思います。
言語化の練習をし始めてちょっと経った時に、UXデザインの教科書の著者である安藤先生が、「自分の体験を言語化できない人が、お客様の体験を言語化できるわけがない」という話をされていて、確かにすぎる…と思いました。
自分の言葉に説得力をつけるために、これからも続けていきたいと思いました。無理せずに、楽しく!これが大事だと思っています。
他にも良い言語化の練習の方法あるよ!っていう方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ教えてください!
始めよう!言語化の練習💪
ではまた〜。
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