てつのゆくえ
鉄道グッズのポスターの前で足がとまった。
私は、電車が好きだ。そして、子供は てつ だ。
子供のルーツは機関車トーマスだった。
トーマスのついている服しか着ないというこだわりには悩まされた。
次にプラレール Nゲージと、典型的なコースをいく。
年齢があがって、子は、バーチャルの世界から外にでるようになる。
いわゆる、乗り鉄だ。
彼のルート調べはスマホだが 私は、紙の時刻表をすすめた。
JTBの時刻表だ。
かつて、詳しい友人から、JRのより楽しい、といわれたからだ。(根拠は不明)
息子は見事はまった。
めくってみると分かる。
調べながらページをめくる時間は、旅の移動時間とリンクする。
めくるたびに、目的地に近づいているようだ。
縦の列の、まだ見ぬ駅名ににワクワクする。
ページをめくるもどかしさは、旅への期待をかきたてるのだ!
ページをめくるうち、乗るから撮るへ、写真に趣味を広げた人もいる。
乗るから車体を好きになり、機械にいった人もいる。
あのぶっとい時刻表には、夢と未来がつまっているのである。
さあ、息子はどんな未来をきりひらくのだろうか?
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