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【転職記】#02 理と情の狭間と理不尽
「リーダーが優秀なら組織も悪くない」
青島のこのワンフレーズに
「青島と室井という関係性を渇望してんな…」
と自身の無い物ねだりが隠しきれない
転職活動の最中の今の私には、かなりパンチのあるワンシーンだった
映画公開当時も、それ以降DVDで幾度と観てきたはずの全く変わらないこのシーンも状況によって受け取り方がずいぶんと違うものだ
※踊る大捜査線THE MOVIE~レインボーブリッジを封鎖せよ~ より
「上司は部下を選べるが、部下は上司を選べない」
「部下は上司を見て育つ。不思議といつしか似てくる部分が表面化していることに気づく」
働かないオジサン
学ばないオジサン
役割を果たせないオジサン
自らの席を後進に譲っいくことを善|《よし》としていないオジサン
自身はこうはなりたくないものだと思って来たが
目の前にこうした上司が行く手を阻んでくると
自分には実際どうすることも出来なかった…
意思決定
をするはずの立場(役割)の人間が然るべき判断をしないことで、組織全体が迷走するという今回転職を決意するに至った教訓を知り得たことは貴重だ
組織内には明確な責任範囲と役割分担が必要
あっても機能していないのは、無いも同義でありその組織の責任者の問題だと感じる
全員野球
はやってもいいが、
「いつ、どのフェーズまでするつもり」なのかと
「条件づくりのシナリオ」は定めて試合する方がよい
合議制で決めようとすると何も決まらない
「全員が納得して」みたいなのは会社組織では幻想
合議制が通用するのは学校と地域コミュニティくらい
会社は決めたこと、決まったことはその通りまず実行
恐らく、新規スタートアップでこうした問題に躓いた組織は枚挙に暇がないであろう
そしてそれらの事例は、教訓として書籍ないしセミナー、ネット上と多くの経験者が世間に発信し続けている
『同じ轍は踏まない』
つまりは、前例や事例が歴史上あるのにも関わらず、ましてやインターネットがこれだけ発展・普及し、この情報を得ることが可能であるなかでの不勉強、もしくは能力の欠如により組織をダメにしてしまうといったことは責任者に付随する問題であると思うのだ
世の中の「任命責任」というものの存在が、形骸化してしまわぬことを願うばかりである
が、『世の中は極めて理不尽』
この真理は真理であるが故に、抗う術がない
私は20代、30代の時点ではこうしたことが分からなかった
感情ではなく「理」として心得ること
ビジネスの世界は決して「たまたま上手くいった」なんて
ギャンブル要素で楽観的に個人が楽しんでいいものではない
「組織として楽観的に失敗を楽しむ」ことができるならばそれはそれでアリなのかもしれないとは思う
ビジネスで個人として許されるのは、完全に個人として資本調達ができ、全て自分で被ることができる環境と覚悟のある人間だと私は思うのである
「コトを組織として進める」以上、傍を巻き込んでいるのだから…
最後の余談になるが、「全員野球」という言葉はどうやら世代ギャップ用語としてとらえられているらしい
社内でも聞くし、自分でも使ってしまった
先日伺った企業先の人事担当の方も使っていたのを思い出した
他には、
「テレコになる」
「よしなに」
「鉛筆なめなめ」
などが挙がっており冷や汗の出る思いがした
多分、続く⇒