私の祖父はバケモノです。
なんだか最近よくある小説のタイトルみたいになってしまったが、これはれっきとした事実である。長い愚痴になるが、良かったら暇潰しに聞いてほしい。
私の祖父は人間じゃない。あれを人間と呼んでしまったら、この世の「人間」の意味が崩壊してしまう。まさにバケモノ、もしくはそういった類に乗っ取られた人皮。そういう呼称が相応しい。
こういう話をすると大抵、まず最初に返ってくる反応は「身内をそんな風に言うもんじゃないよ」。或いは、「それはキミ(または家族)を心配してる、思ってるんだよ。」「