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2024 夏雑記

なんか色々行ったり見たりして、その度にnote書かないとなw みたいな事をペラペラと口にしてはいたけど全然書かなかったので夏終わる前に書くよ

この夏何したかな…。
自分ルールとして毎年必ず夏に1人で汗だくになりながら理想的な夏の風景を喰らいに行くんだけど8月下旬になってもまだやれてないな、やらなきゃ。

そうだ、7月はユニゾンのライブを見た。
といってもチケット当たらなかったからオンラインだったけど。
それでも20周年を迎えた記念ライブを観測出来て良かった。
セトリもこっちを楽しませることに特化したような内容で、普段はMCなんかしないのに楽しそうに切実な事ばっか吐くもんだから真顔になった。
出会ったのは2012年くらいだから12年分のユニゾンしか正確には知らないんだけど、それでもかなり長い事好きなのでそんな人らが20年も楽しそうに奏でてるのはなんだか少し嬉しいのと同時に当たり前に思ってはいけないことでもあると再認識し、誰にかは自分でも分かんないけど祈りを込めてしまった。

まぁ祈ってしまった理由は明白なんだ。
近年は好きなバンドが手のひらからすり抜けるようにいなくなってしまうので。
去年はフォトハイ、今年はCRYAMY。

ああそうだ。CRYAMYのラストライブの日比谷野音にも行ったんだ。6月。
直前まで行くかどうか迷っていたんだよなこれ。
だってCRYAMY、もう辞める気満々でこのライブを迎えようとしてて事前にどのインタビュー記事読んでもそんな含みを与えてくるんだよ。
正直行く時のテンションはライブというよりも葬式とか告別式に赴く、そういう気持ちに近かった。
当日電車乗って向かいながら曲聴いててもなんだか気落ちしちゃって、到着すればなんとかなるかと思ってたけどいざ着いてもみんなピリついてるんだよ。
全然笑ってる人いない。
誰も彼もが参列者みたいな顔しててその時点でもうしんどかった。
それでもライブ始まったら、カワノの圧が全て塗り替えてくれた。
あれだけ辞めるって言ってて、もうこれは覆らないんだろうなってどこか確信めいた思いを持ちながら会場に行ったけど結局始まってみたら葬式でも告別式の空気でもなくてひとつのバンドが「お互い元気にやろうな、生きろよ」ってデカい音鳴らしながら叫んでくれてただけだった。
6月の長かった日が暮れ始め日比谷の空に月が浮かび、その下で奏でられた「プラネタリウム」「月面飛行」は深く胸を刺した。
常日頃言ってるけど、後ろ向きに前向きな俺は日比谷野音で制限時間ギリギリまで 心に、記憶に、網膜に、鼓膜にこんな人間でも生きようなって言ってくれる奴がまだ世界にいるって教えてくれて、それだけで行ってよかった。
引き続き、泥の中に咲く花を探しながらやってこうと思った。
CRYAMYありがとう、お疲れ様。

それと、映画も色々行った。
その中で現時点で今年1番良かったのは「化け猫あんずちゃん」。
この映画の描く夏の情景があまりにも好きが詰まりすぎていて、これだけで自分は今年の夏をやり遂げた気になってしまった。
特に前半の伊豆の港町の描写は「菊次郎の夏」に匹敵するほどに美しく、雨の日、日暮れ、溺れそうなほどに高い空がアニメーションの中でより際立っていていつまでも見ていたいと思った。
後半の地獄編に関しては、映画ということもあってああいう展開を入れなければいけないんだろうなと大人の事情として理解しているけれど、もしも仮にこの映画があの伊豆の町だけで完結した作品となっていたら、俺は自己紹介として好きな映画を聞かれたらこれとリズと青い鳥の2本を挙げる人生に変化していた。それほどに痺れた。
「化け猫あんずちゃん」はロトスコープという役者の演技を先に撮り終えてからそこにキャラクターを重ねアニメーションを完成させる技術を採用しているんだけど、この技術を120%活かして作り上げている作品はなかなかない。
あんずちゃんというもう存在そのものが面白いキャラクターにこんな事したら面白いでしょ大喜利をしているんだからつまらないはずがない。中盤のチャリの鍵失くした時のリアクションなんかは最高の演技に最高のアニメーションが加わってめちゃくちゃ面白いことになってた。
あとかりんちゃんの舌打ちも良かった。
EDが佐藤千亜妃の曲なんだけどきのこ帝国好きだったから映画にもあってて素晴らしかったなぁ。
詳しくは年末まとめ回で語るから一旦抑えるけど、これは夏が来る度に見たいやつ。

8月はねぇ、ライブハウス行った!
というのも、コロナ禍くらいから好きだった「The Otals」ってバンドがいるんだけどそのバンドはこれまで一切ライブしてなかったんだけどそれが初ライブにしてワンマンやるって事だったので行ったんですよ。
ライブハウスって行ったことなかったんだけど空気感独特で面白かったな。1人で来てる人はなんか内面に同じシンパシー抱えてるのがなんとなく分かって良かったんだけど仲間内で来てる人ってデカい声でこんな俺おもろいっしょ?が滲んでて、これがライブハウスによくいる通っぽいキショい客かぁ!って感動した。

そんなのは置いといて、ライブ自体素晴らしかったぁ…。
これまで曲だけ聴いてる感じ、このCDとかで聴くからこそ1人で浸れて没入感を与えてくるのが良いんだよなぁって思ってたんだけど、ライブだとオタルズらしい儚さや切なさを伝えてくるメッセージが電子から手書きの文字に置きかわって真っ直ぐに刺しに来てびっくりした。
あと、上手かった。そんなに善し悪し分かんないけどこれまで聴いていた曲のクオリティでライブやってて嬉しかったのと、ライブ中に洒落臭いMCもなく、最後まで硬派なバンドスタイルで帰っていって大満足だった。


それとコミケね。行ったよ2日間。
なんか例年以上に暑かったけどなんとか乗り切った。
一番の目的はいつもTSFジャンルなんだけど今回はブルアカ島を中心に回った。
理由はブルアカ島に俺が兼ねてより性癖のベストフレンドだと思っている菜葉さんがTSF合同を引っ提げて参戦してたから。
初めてコミケ行ったのがいつだったかはもう忘れてしまったけど、その時初めて行くきっかけくれたのも菜葉さんの性癖ブックなのでとても感謝してるんだよね。
それまでは性癖をこのまま電子購入で済ませひた隠して行くかってモードだったんだけど、こういうニッチな癖って電子版出さない人も多いし、会場限定なんかあればそれを逃すのはあまりにも勿体ないし、何よりもその場に自分と同じ性癖持った人間が居るという空間を見ることによって圧倒的孤独感から解放されたのでそれからは積極的に赴いてる。
それで今回も行ってほんとに肩ちぎれるくらいの物量買って帰った。
少し買い逃しはあったけどそこはもう電子で確保した。
かれこれもうコミケから1ヶ月経つけど、これがなかなか読み進められてない。
理由は抜けすぎるから。
それで最近やっと読み終えた。
正直今回の夏コミは満足度が高すぎる結果だった。
中でもやっぱり上記した菜葉さん主催の「ブルアカTSF合同」が優勝してた。
話と描写が刺さりまくるカズリュウさんのワカモ入れ替わり
アコというキャラクター性を120%に出力してた奈々澄さんのアコ入れ替わり
クオリティの高い漫画とエロすぎる描写、精神を1度ノノミ側に染めきってからまた正気に戻すという高等テクニックを使ってきた倉田むとさんのノノミ入れ替わり
ただの憑依ではなくふたなりを付属することによってシコ度のギアを上げまくってきたぽしさんのウタハ
入れ替わりにおいて精神が入っている肉体に影響されてきてしまうというのを高い画力とともに描いてきて何度も至らせにきたミツギさんのカンナ入れ替わり
そして菜葉さんのシロコ入れ替わり。
菜葉さんは基本闇TSFを出力するパワーが高いんだけど、実は光も全然いけるんだよね。
デレマスTSF合同の時に菜葉さんが描いたしまむーとPの平和入れ替わりがめちゃくちゃ好きで、それはキャラクター性も勿論あるけどプレイのさせ方が上手いんだよ。
しまむーの時はそれぞれ慣れない身体に戸惑いながら排泄、そして互いに手伝ってたら理性が決壊してゴール。完璧。
そして今回はシロコ。シロコと言えば先生一直線で意思が固いキャラ。こうなるとどういうプレイが想定されるかがかなり分かってくると思うんだけど、菜葉さんはさらに先に行ってて良かった。
まず起きたら水着。この時点で神。
さらには言葉責め。先生の大人で男っていう役割を徹底的に反転させていく様を描くのがやっぱり一級品。この人が同じ性癖の仲間でよかったと何度も思う。
これ以上語ると長すぎるからもうやめるね。
という訳で本当に強すぎて笑うしか無かった。

こうして俺の8月は終わって行ったよ。
実はもう9月も半ばで、これを書き始めて書き終わるまでの間に「きみの色」「サユリ」「虹ヶ咲」を見てコトヤマ展にも足を運んだから本当は感想言いたいけどこの辺りはまた近いうちに書くわ。

実はまだ夏を締めくくるような郷愁散歩が出来てないので暑い内に行きたい。









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