縄跳びの上達にも◎【わらべうた遊び】たこのはっちゃん
保育・学校の指導でも縄跳びが出てきますね。
なかなか体感覚を子どもに教えるというのは難しいものがあります。
このような運動指導から運動することを苦手と思ってしまう子どもたちが増えてきます。なにより「できた」「出来ない」という二分化評価がスタートラインにすら立ちたくない要因にもなりやすいです。
そんな時にぴったりなのですが、わらべ歌遊びのたこのはっちゃんをご存知ですか?
歌に合わせて足を開閉する遊びでとっても単純なんですが奥が深いんです。
どんな遊びかは下の動画をご覧ください。
<たこのはっちゃん>
たこのはっちゃん たこあげて
でんしんばしらに ひっかかって とうちゃん かあちゃん
たすけてよ はしごがないから
とおれないよ たこのはっちゃん
ないちゃった えーん えーん えーんえーんえーん
ちょっとおバカな歌詞が子どもたちも大好きです。
特に最後の「えーん」が早くなるところに達成感が生まれやすくなっているのが良いところです。
動画にも出てきたのですがこの定位置で跳ぶと言うのは体の重心がまっすぐに保たれていないとうまく維持できません。
足を見過ぎて重心が前に行ってしまったり、
かかとがべたっとくっついて後ろに下がっていくような跳び方は
身体をうまく使えず無駄な力が入ったりしている証拠です。
これを見ないで行えるようになると前庭覚と固有覚をうまく利用している
事と言えます。
また、ドスンドスンとなるような重い跳び方は
跳ぶ際の重心がお尻より下になってしまうほど足に力が入っています。
動画ではトントンとリズムをとるため2回跳んでいるのがわかります。
これは力が入らないことで着地した衝撃を和らげる
膝の動きが上手に使えている証拠です。
上半身に力が入りすぎて膝がうまく使えていない子もいるので
何度も楽しみながら行って疲れてきた頃に上手に跳べることもありますよ。
「歌いながら、動く」という並行行動の確立は4歳以降から出来るようになります。
3歳児以下は周りの子や大人が歌ってあげると集中できますよ。
歌いながら行うことで心拍数が上がって有酸素運動になります。
お外も自粛ムードの今、運動不足になりがちで子どもたちの運動欲が満たせていないことも多いのでは?ふれあい遊びにもなって情緒的にも◎です。ぜひおうちでもやってみてください。