ドイツのこと〜親切ごっこ
今朝、パン屋さんの前を通りかかったら一触即発で険悪な雰囲気にぶち当たった。
知らないおじさんがパン屋さんでたくさんパンを買った。両手で持てないから
紙バッグも一緒に買った。おじさんが紙袋をいよっと勢いよく開けたら
その瞬間びりっ、、、あー破れちゃった。
おじさんびりびりの袋を見せて店員さんに「もひとつちょうだい!」
だけど店員のお姉さんは「も一つ要るなら買ってちょうだい!」おーなんと
世知辛い世の中!なんだってー!!とほとんど二人は喧嘩しそうな勢いだった。
あらあらあら。全く通りすがりのワタクシでしたが、すううっとおじさんのそばに
寄って持ち歩いていた折り畳みトートバックを差し出した。
「おじさん、これ古くてもう捨てようと思っていた買い物袋だから使って!」
私が持ち歩いていたバッグは長いことお気に入りで相当古くてぼろぼろなので
もう捨てなきゃと思っていたのは本当で私的には良い断捨離になったものだ。
日本にいたらこんなおせっかいスマートに出来ないなーと思う。
でもね、ドイツではこういう親切もすううっとできる雰囲気がある。
いつも皆が紳士淑女な訳ではないけれど、日本では滅多に逢えないタイプの
暖かさに触れることがある。だからお返ししなくっちゃ、という気持ちに
いつもいる。
これまでに出逢ってきた親切もたくさんあるよ。
明日にでも色々書き出してみようかな。