伝説の番組
『恋するハニカミ』って番組が、確か中学か高校時代に金曜だったかな?深夜11時くらいにやっていて、
簡単に内容を説明すると、
“芸能人同士が1日デートをする”
っていう番組。
● 前回の出演者(各デートした二人)の紹介。
● 誰とデートするかは、お互い会うまでわからない。
● デートスタートから終了までは、基本的に必ず手を繋がないといけない
● 前回の出演者からの指令みたいなのがデート中にちょこちょこある。
っていうルールがある中でデートをします。
僕はこの番組がもーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーう大好きだったんですよ。
『テラスハウス』とか『あいのり』とかよりも断然好きで(二つともちゃんと見てはいないのだけども)
なぜ、この恋愛バラエティー二大作品よりも僕がこの番組に魅かれてしまうのかを、えー、分析してみました。
おそらくおそらく、
● 1日限りのデートだから人間の暗黒面が程よく見えてこない!
● 認知度が高い芸能人がほとんどだからドリームマッチ感に全米が泣く!
● 基本はじめましてで早速手を繋いでデートだからこっちまで感情がついていかないほどのドキドキ感が富士急ハイランド級!
そして何より
● 千葉恵太は思春期真っ盛り
ということがあると思うのです。
それはもう金曜11時は至福の時でした。
ただ1つ耐えなければならない壁がありました。
母です。
基本的には、家族全員夜の12時前には2階の各寝室に行って眠る流れ、そして1階の戸締り係つまりラストは母だったのです。
つまりつまりつまり、どういうことか。
母と一緒に『恋するハニカミ』を観なければいけない。
別に仲は悪くありませんでした。ではなぜ?
忘れていませんか?“千葉恵太は思春期真っ盛り”だったのです。
いくら内側の千葉恵太が「うぎゃああ、キュンキュンするううう」って感じだったとしても、外側の千葉恵太は「こんなのは女子が観る番組です、男子は観ません。テレビくそつまんな」っつうもんだから
感情はぐちゃぐちゃです。脳内ポイズンベリーです。まったく思春期男子というのは面倒な生き物です。
観る番組ないから仕方なく観ていますというオーラを出して、でもリモコンは右手に握り、にやけるのを押し殺して、芸能人2人のデートを観ていました。
逆にもうそれは至福の時でした。
苦しい環境の中で美しさを感じる。
いいですか、これが生きるということです。
番組が終わってしまった時、何を楽しみに生きていけばよいのかわかりませんでした。まぁそれは嘘ですが、ほどよく絶望感が抜けなかったのは本当です。
大学に入って、やっとそのことを言えるくらいの精神年齢になっていた時、何人かの同級生(男子)と語り合えたことは人生の宝だと感じています。
ありがとう『恋するハニカミ』
ちなみに好きだったのはやっぱり
“藤原竜也さん”と“中越典子さん”のペアと
“小出恵介さん”と“新垣結衣さん”のペアでした。
● 気まま追記 ●
ディアウォールっていうのをDIYしました!これはハマる。
それにしても作りたてを写真撮りなさいよ自分!!!
Keita Chiba