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モノの関係数

モノの価値は価格とその商品自体が生む価値で決まるのかどうか。

ECの仕事を昔からしていました。ハコの大きさで競争が生まれて、場所としての魅力が上がって顧客が集まる仕組みを目の当たりにしていました。

今は個人により力が移っていて、ハコが持つノウハウを全て無視してしまうだけの力を持っている印象。まだ全体の潮流を覆すほどではないものの、目立ってきている。この傾向は暫く続くと思っています。

ふと最近思うのは、モノ視点で見た時にそのモノの持つ「生涯関係人口」の多寡と「エンゲージメント」の深さって捉え直すと、価値が変わりそうと思っています。

2022年の国内での二次流通総額は3兆円という話。個人向けの商品であったとしても、2名以上に渡っていくことを踏まえた設計ありえるし、使われる場所によって関わる人は増えていきます。

同じ皿でも家庭用か飲食店の皿かで関係人口は大幅に変わる

今でも複数名向けの商品は少し単価上がりますが、同じモノでも人と接している時間や人数などを面で捉えると、過小評価されているものもありそうです。


お下がりや転売含めても、キッズシューズは3人以上に使われる可能性は少なそう。来客用のスリッパはその場所によって数十人が使われます。公共スペースの壁掛け時計は、故障する迄に数百人、数千人に触れていると思われます。

使われ方を提案するときに、シーン別の提示をすることはどの商品でもされていますが、どれだけの人に資するかも見てみたいところ。視点を拡げてモノの価値の別の側面見る癖つけたいです。



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