【書評】楠木建「好きなようにしてください」生き方を見つめ直すきっかけに
楠木建さんの『好きなようにしてください』
これが実に面白い!
彼の経歴を見ると「お堅いおじさんかな?」なんて思っちゃうけど、実際はユーモアたっぷり。
読んでると笑いが止まらない部分もあって、バッサリ切り込むアドバイスもスカッとします。
「好きなようにしてください」って、一体どういうこと?
そう思ってページをめくると、そこには著者独特のユーモアと、考えさせられる言葉がぎっしり。
たとえば、ある質問に対する答えが、まさかの「ハゲ」ネタだったりするんです。思わず笑ってしまった。
でも、笑えるだけじゃない。仕事や人生に対する深い洞察が、そこかしこに散りばめられているんです。
クスッと笑って、考えさせられて、気づけば止まらない。
そんな一冊。
特に印象に残ったのは、「オジさんは、なぜ威張るのか」という問いの答え。
「男性に組み込まれている動物本能(マウンティング)なので、仕方がないんだよ・・・」
なんて、面白すぎませんか?でも、どこか納得してしまうんですよね。
さらに、楠木さんの考え方は、仕事だけでなく、人間関係にも活かせるものばかり。
たとえば、著者のお友達である佐山展生さんの言葉。
「本当に立派な人は、『自分はまだダメだ』と心底思っているんですよ。」
天狗になるな…て事でしょうか。
そして、楠木さんの「ホットなメディアは葉書」という考え方も、今の時代に必要な気づきを与えてくれます。
SNSもいいけれど、手書きの葉書で想いを伝える。なんて素敵なんでしょう。
ちょっとだけダメなところも教えて!
とはいえ、この本、完璧じゃないんです。
たとえば、楠木さんの「変態的な」回答の数々。
正直、最初は「え?」って思ったんです。でも、よく考えると、彼のユニークな視点こそが、この本の魅力なのかもしれません。
まとめると・・・
この本は、仕事で悩んでいる人にも、そうでない人にも、きっと何かしらの気づきを与えてくれるはずです。
「好きなようにしてください」という言葉の裏には、深い意味が隠されている。
ぜひ、あなたもこの本を読んで、自分なりの「好きなようにする」を見つけてみてください。
P.S. 楠木さん、もしこの書評を読んでいたら、変態呼ばわりしてごめんなさい!
でも、本当に面白かったです!
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