死に損ないのブルース⑧
2020年5月23日の0時過ぎに自殺未遂をし、警察に保護され、精神病院に入院した。
看護師への不信感が拭えぬまま退院まであと10日になり、転棟という病棟が変わる事を言い渡され、2東病棟から2西病棟に移った。
そこは狭くて汚くて、重症患者が多くてもう限界だった。
そんな中F本という男が私に告白してきて、私は振ったのだが、友達としてカラオケに行こうとかしつこい。
奇声を発する人も居るし、いつもイライラしてる人も居るし、もう退院できなくてもいいからせめて2東に帰らせてくれ。そう思っていたある日の夜。
頭が痛い😣
私は頭痛持ちなのでまたいつもの頭痛かと思った。
主治医は頭痛持ちの私に
「頭痛薬は必要ない!」
と言って出さないので我慢するしかない。
そう思っていたら喉まで痛くなってきた。
寝れないので追加眠剤をもらったのだが、体が熱くなって余計寝れなくなり、手がブルブル震え出した。
こりゃやばいと思って詰所(ナースセンター)に言いに行ったのだが、
「さっき飲んだ薬は精神安定の効果もあるから大丈夫よ。横になってなさい。」
と言われて取り合ってくれない。
翌朝、私は熱を測るために詰所で体温計を貸してもらったら38度以上の熱があった。
だが、私は措置入院で主治医からの指示がないと薬が出せないと言われ放置された。
ちなみに主治医はその時お盆休みだった。クソが。
放置されてしばらくして看護師が熱を測りに来た。
そしたら39.2度熱があったので看護師が急に態度を変えて、内科の先生を呼んで薬を処方してくれた。
原因は扁桃腺炎だった。
それから看護師は初めて私に優しくしてくれた。
その時は看護師の中に○○が居るとは思わずに…
続く。