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My Dream

My Dream ジュリア 自叙伝

を読みました。



本書が発売されることは、以前から知っていましたし、サイン会が開催されることも知っていました。私は、物理的にサイン会が開催される当日東京には行けませんでしたので、せめてサイン入りの書籍がほしいと想い、発売を待っていて、ようやく手に入れました。


私はもともとプロレス自体はかなり前から好きで特に新日本プロレスが大好きでした。初めて観た試合は、深夜のテレビで蝶野正洋選手のSTFはとても衝撃的でした(年齢がバレちゃいますね)



その後はNOAHや全日本プロレスも観るようになりましたが、実際試合を観戦したことは意外になかったんです。



それから数十年、今年3月20日(水・祝)名古屋国際会議場イベントホールで開催された『STARDOM CINDERELLA TOURNAMENT 2024 優勝決定戦』で初めてプロレス、そしてスターダム、さらには女子プロレスにハマっていきました。


前置きが長くなりましたが、ジュリア選手は知ってはいました。ただ、私が知っていたのは、彼女のプロレスだけでした。つまり、彼女のプロレスラーとしての強さは素人ながら、理解していたつもりです、どんな経緯があってプロレスラーになったのか、そして何を考えプロレスをしているのか、といった彼女のプロレス観までは知りませんでした。


 この本では、彼女のプロレス観はもちろんのこと、彼女の生い立ち、家庭状況、プロレスラーに至るまで、プロレスラーとしてアイスリボン、スターダムさらにはマリーゴールド入団から海外移籍の流れとその裏側まで知ることが出来ます。その過程で、彼女のプロレスラー人生に大きな影響を与えたとされる重要な登場人物として、鈴季すず選手、中野たむ選手、朱里選手、師匠鈴木秀樹選手との関係性についても触れられています。個人的には、とても辛いのですが、故木村花さんとのエピソードがとても印象的でした。


なので、熱狂的なファンからすれば、すべて知ってるよって話なのかもしれませんが、私のような女子プロレスファンなり立ての人間からすれば、これまで断片的にYouTubeで見てきた内容が一本の線で繋がった、それがとても気持ちよいという印象でした。



 本書は、単に彼女がプロレスラーとして成功し、海外移籍するという夢を叶える過程や単なる自慢話などではありません。また、彼女が歩んできた人生は、決して平坦な道はなく、かなりツライ道を歩み、その都度、何を想い、何を考え、世の中に発言をしてきたのか、彼女の背景にある背負ってきたものすべてが滲み出ています。



 私には、これ以上の文章力はありませんし、発売早々にネタバレさせたくもないですが、プロレスファンはもちろんのこと、偏見ですが、夢を追いかける若い女性にも読んでほしいと強く願います。


あとがきにもありますが、「みんなの『My Dream』を呼び起こすきっかけ」p229

を提供してくれる、読むととても力がみなぎり、元気にしてくれる本でした。なぜか、ジュリア選手が側で、(怒鳴り散らしながら)背中を押してくれるような(笑)


今日はここまでですが、もう一度読み返して、重要な箇所を整理し、改めて投稿したいと考えているひめのひとりごとなのでした。

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