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嬉しい差し入れ、悲しい差し入れ

習い事の発表会に出たことのある方は、
見に来てくれた友達から花束や記念品をもらえて嬉しかった記憶があると思います。

小劇場界隈には差し入れ文化が根付いていて、
知り合いに差し入れをするというのはよくあることです。

応援している役者さんに何か差し入れしたい。。。
そんな時、何をあげたら喜ばれるの!?


貰えたら嬉しい!消耗品や小物

役者をするというのは、体に大きな負担をかけることです。
殺陣やダンス、歌がある舞台などでは、普段使わない筋肉を使っていて疲労が溜まっています。

そんな時、
体力回復系の差し入れはとっても嬉しい!!

休息時間や蒸気でほっとアイマスク、パックなどは
舞台中はもちろん、普段でも使えるしかさばらないしとっても嬉しい。

でもちょっと注意して欲しいのは、
栄養ドリンクはあまり差し入れにおすすめできないということ。

なぜかというと、
10本セットとかでもらうと重い!!
あとそんなに飲まない人も多い!!
それと劇場でのビンの処理はめんどくさい!!!!

冷蔵保存のとかだと、いっぱいもらうと必要な水とかが冷やせなくなるんですよね。
あとその日の体調によって必要な栄養とかも変わるから、
「この人は絶対これを飲む!」と知らない限りはおすすめできません。。。

それと嬉しい差し入れポイントは、
劇場で消費できるもの
ちっちゃいお菓子なんかそうですね。

ちっちゃいお菓子はパクッと食べられるし、
持ってかえるにもかさばらないので本当におすすめ。

500円くらいのちょっといい小さなお菓子を持って行って、
その日よかったと思った役者さんにあげたら
役者はめっちゃ喜ぶ。

前の記事にも書いた通り、
面会で話しかけられるとすごく嬉しいんですよ。

ですから、良いと思った役者には積極的に!お声がけを!!!

もし形に残したいプレゼントを送りたい場合は、
友達に誕生日プレゼントを買うつもりで選んでみてください。

例えば
ハンカチ、文房具、ポーチ。。。
日常から使えるものが良いですね。
そして気分で変えたりできるもの。

役者と仲が良い方は別ですが、
初対面でアクセサリーを送られるとちょっとビビります。
「これ私の私服に合わない……」
なんてことが起こって、
使いたくても使えないこともしばしば。

形に残るプレゼントはちょっと注意が必要なのです。


これは逆に負担になっちゃう!悲しい差し入れ

じゃあやめておいた方が良い差し入れは?

大きく分けて三つあります。
・千秋楽の大きな差し入れ
・要冷蔵のもの
・重たいもの

千秋楽の大きな差し入れとは
例えばぬいぐるみ、箱に入ったお菓子など。

千秋楽は、役者が荷物を全て持って帰る日でもあります。
衣装、メイク・ヘアメイク道具、ジャージ、日用品。。。
トランクいっぱいに荷物が詰め込まれているのです。

そこに大きな差し入れが入ると、もう両手いっぱい!
千秋楽後は打ち上げもあったりするので、
大きな荷物は正直邪魔。。。

千秋楽に観劇に行く場合は、なるべくコンパクトなものを!

そして要冷蔵のもの。
キャパ50くらいの劇場なんかは、冷蔵庫がないところもあります。
そんな日にアイスなんて届いてしまったら
もう悲しみの嵐。

もし冷蔵庫があったとしても、
そこには役者が飲む水や軽食などが入っています。
冷蔵が必要なものは、持って帰るもの難しい。

避けておいた方が無難です。。。

最後に重たいもの。
お酒なんかこれに当てはまります。

千秋楽でなければかろうじて可、という範囲ですが、
持って帰るのに重たいものはきつい。

お酒が一日で瓶3本とかなったら
「うわ、キッツ。。。」
と思っちゃう。

もちろん、好きなものがわかっていてそれを贈るというのは良いです。
しかし、よくわからないけど重たいというのは控えた方が良いですね。


差し入れは基本嬉しい

差し入れをもらうのは、基本的に嬉しいことです。
応援してもらっている証だし、頑張る源になります。

でも、ちょっと役者の荷物のことを考えてもらうと
とても気持ちよく差し入れを受け取ることができます。

今度、差し入れする機会があったら
是非参考にしてみてくださいね!

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香西姫乃|合同会社舞台裏代表
いただいたお金は!!!全て舞台裏のためのお金にします!!!!殺人鬼もびっくり☆真っ赤っかな帳簿からの脱却を目指して……!!!