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俳優の副業に良いと聞いたTikTok配信を始めてみた話

SHOWROOM、17LIVE、ポコチャ……。LIVE配信アプリを知っている方は多いと思う。
このLIVE配信が、俳優の職業として良いのではないか?という話を聞き、まじかじゃあとりあえずやってみようかな!というノリで私も配信を始めてみた。

こんな感じのVtuberである。モデリングもデザインも全部やった。

この記事では、3ヶ月ほど配信をしてみて思ったことや知ったことをまとめている。
是非、集客やバイト、お金のことで頭を悩ませている俳優には最後まで読んでもらいたい。その問題が解決できるかもしれないから。

※この記事にはPRが含まれます。

俳優として活動する上での弊害

🗒️パパッとまとめ
バイトで取られる時間と得られるお金じゃ満足に演劇できなくて辛いね!あと集客もめちゃ大変で困っちゃう〜!

バイトとお金

おそらく多くの俳優が、バイトをしながら演劇をしているだろう。バイトでなくても時間や場所に縛られる働き方が多いのではないだろうか。俳優一本で食っていけてる人は素晴らしいが、夢を追う世界であるためそう簡単ではない

バイトと稽古の時間をやりくりし、時給1300円前後で働きつつ舞台に出る……というのは何かの修行ではないかと思うほど大変なことだと思う。私は大学の時、バイトと稽古の両立に死ぬほど苦労した。大学生で苦労するんだから、それで生活するとなるともっと大変なのは想像できる。

集客

チケットノルマ制の舞台が減ってきているとはいえ、まだまだ俳優に集客力が求められる。どの舞台も20人〜が多いのではないだろうか。その20人に苦戦している人も多いと思う。結構大変だもん、舞台にお客さんを呼ぶのって。
そして、チケット買取の舞台だったとするとノルマを越えなければ赤字である。バイトしながら生活して赤字になってしまった日には……泣くしかない……。

俳優ライバーのライバー事務所代表との出会い

🗒️パパッとまとめ
「俳優のサポートしたい!」というライブ配信事務所の代表と出会った姫乃は、「俳優のためになる!?なら私もやってみるしかねぇ!」ということでTikTok配信を始めることになった。

唐突に来たDM

えらい嬉しいことを言ってくれた。それだけで大好きだけど人柄を知ってもっと好きになった。

弊社事業の募集概要を出したとき、私が所属する配信事務所「Un企画」の代表からDMが来た。私も彼女のことを知ってたため、何度かメッセージをしてオンラインでお話しすることに。

LIVE配信で彼女の人生が変わった

彼女自身も俳優として活動し、コロナ禍でLIVE配信を始めてものすごい稼いだそうだ。ガチで配信するために実家に帰り、1ヶ月で売上を立て活躍し、サイネージ広告にも掲載された。すごい。
そこから、「俳優が演劇に力を入れるためにLIVE配信はとても良い」ということで俳優専門の事務所を設立した、という経緯だ。

自らも俳優活動とLIVE配信を両立していたことから、ノウハウもたくさん持っていて、尚且つ稽古時間が長いため配信時間が……という場合も理解がある。理解がある職場というのは俳優の必須事項なのでそこも軽々クリアだ。

最初の数ヶ月は忍耐だが、継続できれば大きな力に

LIVE配信は、元々アカウント運用していない限り、ほぼ0から始めることになる。そのため、やはり最初の方は来てくれるリスナーが少ない
しかしそこにもノウハウがあり、懇切丁寧に教えてくれる。再現性のある方法と個性の組み合わせでグングン上がっていくイメージだ。
私もサポートを受けているが、テキストにまとまっている資料もあるし聞いたら答えてくれるし、「何もわからず躓く」ということはない

時間もお金も自由になる

LIVE配信は、24時間いつでもどこでもできるのが魅力だ。もちろん人が集まりやすい時間はあるが、それ以外の時間でもできる。長時間やるだけ結果が出やすい。
となると、稽古とのやりくりはすごく楽になる。丸一日稽古の日は難しくても、多少延長になっても、告知さえすればなんとかなる。遅刻にペナルティもほぼない。

また、LIVE配信から舞台に集客することも可能だ。むしろ画面で見ていた人が目の前に出てくるから、リスナーにとっては結構なイベントのはず。

舞台を見るって、リスナーからしたらオフ会みたいなものなのかも

Un企画の方達も、月収40万程度を配信数ヶ月で突破している。代表の話だと、月収100万くらいなら夢ではないらしい。すごい世界だ

もちろん誰でもすぐに簡単にできる!というわけではないが、正しい努力と最初の忍耐があれば目指せるだろう。

弊社は俳優をキャスティングしているので、俳優がやりやすい仕事で私もできる!?となるとやってみるしかない。
というわけで、私も9月から配信を始めてみた。

配信開始

私はVtuberとして配信しているが、俳優には決しておすすめしない。
顔を覚えてもらうこともLIVE配信の目的だからだ。
なので、私自身の経験を元に顔出し前提の流れで話していく。

配信準備

顔出し配信で必要なものは2つだけ、リングライトと通信環境だ。

逆にいえばこれだけでいい
スマホ一台で何十万も稼げる時代なので、スマホの通信は無制限プランに、Wi-Fiも強力なものをお勧めする。

この準備ができたら、1回紐付け配信をして本格的にLIVE配信活動が始まる。

本始動!

収益に必要なものは「ギフト」と呼ばれるアイテム。Youtubeのスーパーチャットのようなものだ。アニメーションがあるものもあり、視覚的にも楽しい。
これをいかに送ってもらうか、というのが収益と直結する。ちなみに1コイン(2円程度)から5万コインまでめちゃくちゃ値段の幅がある。

わからん→解決のサポートが手厚い

何を話していいかわからない。そして誰もいない。コメントが来てもいい感じに返せない。ギフトの種類もよくわからない。もう本当に右も左もわからない!!

そう思い、代表に相談したらすごい丁寧に教えてくれた。やるべきことや話すべきことが明確になってきて、すごくやりやすくなっていった。また、徐々に常連さんと言えるようなリスナーが増え、1週間程度で「誰もいない」「何話していいかわからん」問題はほぼ解決した

2週間、小慣れてきた

コメントにもうまく返せるようになり、人もだんだん増えてきた。そしてギフトが飛ぶようになる。
最初は「まじかこれでギフトくれんの!?」ということもあったが、怯えないのが一番。その辺は徐々に慣れていくしかないと思う

そして、配信が終わるとすぐに「ポケット」と呼ばれるところに収益が入る。ここに表示されているものは全部自分の取り分になる。わかりやすい。
何よりも、最短1日で現金化できる。すごい。

1ヶ月、初イベント!

TikTokは、かなり高頻度でイベントが開催されている。イベントとは、視聴者数やコメント数、ギフトポイントで順位を競うもの。上の順位を目指すために、一生懸命頑張るというものだ。

イベントに出場すると、新しいリスナーに出会いやすくなり、売り上げも上がる。月に2回ほど1週間程度のイベントに出るのが良いらしい。ガチってる人は1日16時間くらい配信している。すごい世界だ

配信をやってみて思ったこと

トークスキルが身に付く

何よりも、話すということへの理解度と話題の出し方などのトークスキルが身についた
LIVE配信は、声を出して話しているのは自分だけなのですごく話す。必然的に、話すことへの解像度が上がっていく。これは、俳優として舞台上で表現することに直結する上に、例えばイベントなどにも転用しやすい。

話題に困らない

自分の興味があること以外の情報を得るのは結構大変だ。しかし、リスナーから話題を振られて知らなかったら次の配信までに調べたり、関連する情報を見聞きすることで自然と話題に困らなくなっていった

どんな話でも引っ張り出せると、配信内外で役にたつ。これは意外な視点だった。

自分の主張を言えるようになる

配信では、自分の思いを伝えることが多い。こうしたい、ああなりたい、目標はこれ、などだ。私は結構苦手だったのだが、言い続けると慣れる。慣れるし応援してくれるのでもっと頑張れる。言うだけならタダなので言ったもん勝ち。

意外と稼げる

「LIVE配信ってどんなもんか知りたい」という理由でやっている私も、1ヶ月で数万稼げた本気で挑むのならもっともっといけるだろう。(本業が忙しかったり体調崩して配信できない期間があった)
稼げるようになると言うことは魅力があるということ。それが嫌でもLIVE配信だとわかるので、その魅力を伸ばす=稼げれば、俳優としての活動にも活きると思う。

時間・場所が自由

私は普段から在宅で仕事をしているからそこまで目新しくはなかったが、移動時間0で仕事ができると言うのはやはり画期的だ。また、時間も選ばないためちょっと仕事の手が空いたから、という感じで配信ができる。
配信して少しでも稼げれば、もっと芝居に注力できる

Un企画の配信者たち

弊社が提携し、私が配信者としてお世話になっているUn企画に所属している人は、私以外全員俳優。俳優特化の事務所というだけある。
みんな俳優のため、演劇関連のあれこれを共有しやすいし、稽古との両立の仕方も相談できる。理解がある職場、大切。
また、定期的にオフラインで集まる機会があったり、月1回程度オンラインで勉強会があったりと交流の機会も多い

LIVE配信で集客が20人→100人に

配信歴2ヶ月程度のライバー俳優が、配信でチケットを売っていた。「ギフトよりチケット買って!応援チケットもあるよ!」というふうにやっていたところ、なんと100人の集客に成功した。

100人集客できれば、おおよその舞台ではものすごいことだ。
それを、2ヶ月前まで20人の集客だったのが5倍の100人に跳ね上がった。
ついでにフォロワーが増えたりギフトが飛んだりしている。
ファンを増やして動員をしたい人は、LIVE配信はとても効果的だと思う。

ちょっとした懸念点

「そんなこと言って、なんか色々お金かかるんでしょう?」と思うかもしれないが、実はそんなにかからない。ちなみにUn企画は所属費とかレッスン費とか、そういう系のものは一切ない。

防音対策

声を出すのと、夜に配信をすることもあることから防音対策は気を使わないといけない。角部屋などならいいが、そうではない方も多いだろう。
私もリビングに声が響くと言われたので、賃貸でも使用可能な遮音シートと吸音ボードを壁一面に貼り付けた

虫ピンで止められるので、穴もそこまで気にしなくていい。ドアにピンは刺せなかったので、賃貸で利用可能なリメイクシートを貼ってその上からアロンアルファでくっつけた。
貼り付けて3ヶ月ほど経つが、落っこちてきていないので安全面も問題ない。

初期投資

どうしても、リングライトだけは必須だ。照明があるだけで映りが全く違うので、これだけは準備してほしい。

また、通信環境も大切だ。Wi-Fiはなるべく強力なものに、携帯のプランは無制限のものが望ましい。

Wi-Fiが部屋に届きにくい場合、ちょっと無理やりではあるが有線LANで繋いでしまうのも手だろう。

また、LIVE配信ならではだが、背景作りというものもある。費用を掛けるかは自分次第だが、整える意識だけは持とう。

また、サブ機材もあると便利だ。音楽を流したり、他のSNSを見たり調べたりと何かと役にたつ。
安いタブレットとかでいいので、余裕のある人は揃えておこう。

俳優としてLIVE配信ってどうなの?

俳優のLIVE配信について、よく思われないのでは?と思う方もいるだろう。個人的には全然ありだとは思う。
正直、キャスティング要件に「50人以上集客できる人」などの要件が入ってくることも多い。「演技を見てほしい」という気持ちは俳優なら誰でも持つもの。私のLIVE配信のイメージは、個人でやってるバラエティ番組なので、そこまで気にしなくていいのかなと。

結論:おすすめだよ!

ここまで色々書いてきたが、興味があってやってみたいと思う人は是非チャレンジしてみてほしい。お金と時間が自由になることで、演劇活動の方もプラスで働くと思う。
LIVE配信は永遠に続ける、という感じの職業ではない。俳優として問題なく活動できるようになったら卒業というルートでもいいと思う。
夢を叶えるための足掛かりのようなイメージだろうか。

年末にかけて世の中がお休みになり、LIVE配信では人がきてお金が回りやすくなる。今がチャンスだ!!!

Un企画について

私も所属するUn企画は、2024/12/14にオンライン説明会を開催する。もし興味を持ってくれたら下記公式LINEから是非参加してみてほしい。

また、この記事を読んで「いっちょやってみるか!」となった方も下記公式LINEから面談の申し込みをしてみてほしい。

公式LINEには、詳細な資料があったり問い合わせができたりするよ。

▼公式LINE

弊社にも俳優向けの案件が来たり、Un企画自体も案件を紹介してくれるので、俳優としての仕事も見込めるだろう。

▼Un企画代表のnote


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香西姫乃|合同会社舞台裏代表
いただいたお金は!!!全て舞台裏のためのお金にします!!!!殺人鬼もびっくり☆真っ赤っかな帳簿からの脱却を目指して……!!!