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劇団Яeality、4つの企画を動かします。
4/15、劇団Яealityが学生団体を卒業して再始動しました。
脚本家の上月小夜、役者の奏汰莉子と高峰芒と一緒に活動していきます。
このnoteでは、劇団Яealityの再始動に向けてどのように動いたのかをお伝えいたします。
団員の勧誘
2/20〜3/1に公演した、劇団Яeality第8回公演の公演中から団員勧誘をしていました。上月の世界観を演じられる上に「絵が描ける」ということを条件に勧誘しました。
演劇の弱点は何かと言われれば、おそらく「生で観ることが前提」ということが挙がるでしょう。
最大の特徴であり弱点である「生で観る」ことですが、果たして上月の世界は舞台でしか表現できないのかというのは私にとって疑問でした。
「劇場に来ればわかるから!」というのは、現代の行動原理になり得ないのではないかと思います。無料で手軽で面白いコンテンツが溢れるこの世の中で、わざわざお金を払って時間を使って観に来る価値をどのようにわかってもらうか。
注目したのは、上月が2年ほど前からほぼ趣味で書き続けていた短編台本です。A4サイズで1〜4ページほどの台本。登場人物も多くて2人です。
上月の世界をぎゅっと凝縮したような短編台本を、どうにかして発表できないかとずっと思っていました。
そんな思いから立ち上がったのが「Parallel Яeal Project」です。
YoutubeをメインにするParallel Яeal Project
「音楽とアニメでЯealityの世界観を」と銘打ったParallel Яeal Project。劇場との平行線上にあるデジタルの世界でЯealityとしての表現活動をします。
上月の短編脚本を楽曲とアニメで表現します。このアニメを描いてもらうのに絵が描ける団員が必要だったのです。私は絵心が全くないので笑。
楽曲は私が作っています。第8回公演で音楽を評価して頂ける声が多くて、自分の表現のひとつとしていくことにしました。
現在7作品を準備中です。命を吹き込むのは過去にЯealityに出演してくれた役者達。7作品共に上月は別々に描いたものなのですが、ちょっとだけリンクするように作っています。月2作くらいのペースで劇団Яeality公式Youtubeで公開していくので、是非チャンネル登録しておいてくださいね!
社会人の趣味としての演劇の場、Second Яeal Project
劇団Яealityは活動を初めて6年目になります。学生劇団として活動していると、当然社会人になる関係者が出てきます。
彼らから言われたのは「社会人になっても演劇をしたい」。
大学生の時みたいに1ヶ月毎日稽古はできないけれど、声を出して身体を動かして演劇が好きな仲間と関わってタイミングが合えば公演をして。
そんな、自分とちょうど良い距離感で演劇ができる場としてSecond Яeal Projectを立ち上げました。
第二の現実として演劇にふれあい、仕事と演劇と自分のちょうど良い距離感で楽しむ企画です。
この御時世的にすぐに始めるのは難しいのですが、ワークショップを週2回程度2時間を目処に行います。金額はまだ協議中。社会人のみなさま、いくらくらいだったら出せますか???
オープンなワークショップにするつもりなので、活動ができるようになったら予約フォームを作り好きな時に来てもらうようになるかと思います。
その回どんなことをやるのか(基礎練習なのか台本練習なのか)もすべて記載しておきますので、興味がある回に是非一度いらしてみてくださいね。
今までのЯealityを踏襲したCrossed Яeal Project
劇団Яealityの特徴として「オーディションで実力を見ない」というのがあります。これは誰でもいいという訳ではなく、自分の力で考えることができるかというのがオーディションの選考基準だったからです。
そんな団体だったからこそ初舞台の人も経験者も同じ土俵で芝居ができたのではないかと思います。これはとても良い環境なのではないかと私は思っています。
大学の演劇サークルは、マンモス校の大規模なサークルを除き全く新しいメンバーと演劇をすることはあまりないと聞きました。
けれどЯealityのオーディションに来た人たちを見て、「意外と外でやってみたい人って多いんだな」という印象を受けたのです。
Crossed Яeal Projectは、18〜24才までの学生を対象に行います。専門学生とか院生もOKです。大学から飛び出して全く新しい仲間と演劇を作る体験というのは刺激にあふれています。また、初めて演劇をやってみたいという人も大歓迎。「演劇が好きだ」「演劇に興味がある」という学生で舞台を作って各々の経験をクロスさせ成長する。
参加した学生の人生の中で糧になればいいなと思っています。
さらなる高みを目指す劇団Яeality本公演
コンセプトを「Яeal→Real〜現実に続くプロローグ〜」と改めました。
今までと一貫しているのは、劇場を出た時に今まで見ていた世界とちょっと違う現実が広がる芝居をするということです。
私たちの舞台は、あなたの現実の幕開けの物語。
物語自体はファンタジーだけれども、その中には誰もが一度は感じたことがある感情が渦巻いていて、劇場を出たらあなたの新しい物語が始まりますように、という願いを込めました。
本公演は基本的にオーディションを行わない予定です。
私たちの表現したいこと、伝えたいことを実力のあるメンバーでお届けします。
次回公演は上月の新作の上演が決定しました。
情報公開まで暫しお待ちを!!
ロゴのリデザイン
再始動にあたり、ロゴをリデザインしました。
団員で集まりコンセプトを決めてから、それぞれノートにロゴ原案を。
採用されたのは上月のデザインです。
ЯealityのЯが特徴的なので、それをあしらったデザインにしました。
Яの字はRealの反対(=Я)を意味しています。
そのЯが矢印を中心に反転していることで、現実と物語を表しました。
「Яeal→Real」も同じ表現です。
前のロゴは私が作ったのですが、今回は奏汰と高峰がデザインを学んでいたのでスイスイ進む進む……!心強い団員です。
4つの企画をお楽しみに!
劇団Яealityの人気作品は、なぜかすべて和テイストです。
それぞれのプロジェクトの色も、実は和な色になっています。
4つの企画を通して「Яeal→Real〜現実に続くプロローグ」を表現していきます。
本公演を観に行きたい、Second Яeal Project、Crossed Яeal Projectに参加したい、Parallel Яeal Projectを家で楽しみたい。
いろんな形で劇団Яealityを体感できるようにしていくので、どうそお楽しみに!
新しくなった劇団Яealityをどうぞよろしくお願いいたします!
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![香西姫乃|合同会社舞台裏代表](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8275308/profile_2fea35a8af584336f45b119f10ebe98a.jpg?width=600&crop=1:1,smart)