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NintendoSwitch海外アカウントからみた80年代の日米の認識

子供の頃はとてもファミコン好きの少年だった。
大人になっても変わらずゲームはしているものの、今は5歳の娘とニンテンドースイッチをするくらいなので、マリオとか比較的子供向けゲームが主流と思う。

一方、今はイイ大人(?)なので、

「ただただゲームするだけではダメだ!」

などと言って、

海外ゲームのプレイで英語に慣れながら楽しむ

という自分に言い訳をしながら結局ゲームで遊んでいる大人になっていたりもする。

そうして作った、海外アカウント。
ちなみに、日本で言うファミコン…つまりファミリーコンピューターの「ファミリー」と言う響きが英語圏には違和感があり、『NES』(Nintendo Entertainment System)と呼ばれていたのだとか。

話は戻ってNESを楽しもうとソフト一覧をみてると、気になったのがコレ。

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...ドッヂボール???

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タイトルの軽快な音楽でわかったんだケド、日本版ソフトはコレ↓

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同世代のメンズは必ずプレイしたであろう、
熱血高校ドッヂボール部

一応、どんなゲームか説明すると、
主人公の「くにおくん」率いる熱血高校が、海外の強豪を相手にドッヂボールで戦っていくと言うゲーム。
登場するチームもこんな感じ↓

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熱血高校、ライバルの花園高校(両チーム日本)からスタートして、どんどん強くなっていって最後はアメリカと戦う。
ちなみに、コレが出た当時(1988年)の名目GDPは、下記の通り。

日本:2位
イギリス:5位
インド:12位
アイスランド:79位
中国:8位
ソ連:非公開?
アフリカ:28位(南アフリカ共和国)
アメリカ:1位
(出典:世界経済のネタ帳

おおよそ、当時の国力とチームレベルは関係無さそうなので、子供が純粋に遊んで良かったゲームだと確信する。

そしてUS版。

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ステージ1はアメリカからスタートする!!
この辺りは自国スタートという共通の認識なんだなぁと関心してみる。

第2ステージはイギリス。

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イギリスらしく?石畳のステージ。

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インド、アイスランド...と、同じ様に進んでいく。

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中国も今や大国になったよなぁ...と、
当時の中国はカンフーと占術や気功くらいのイメージしか無かった過去を懐かしみながら。。。

ゲームはさらに進んで、アフリカ。

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荒野ステージの走り難さも健在!

そして日本。

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...ん!?
準決勝??
最後では無いのか!?

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日本ステージ↑
日本版ではお馴染みのライバル高校のステージ。
そして選手の名前は日本版とは異なる。
(...佐藤さんや本田だんはともかく、藤さん?冨士さん?はチョット珍しい名前??)

そして決勝

対戦相手は、どの国と思いますか??

それは、、、

なんと、、、

コチラ!!

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ソ連!!!

ふと思い出せば1991年ソ連崩壊までは、アメリカvsソ連と言う2大国のイメージがあった事を思い出す。

そうすると、ゲームであってもアメリカの最大のライバルは日本などではなく、ソ連という認識はアメリカの少年たちの間でもあったのかなぁ?

日本版/海外版ゲームから見える当時の認識。
◆ 日本にとっての最大の憧れ=アメリカ
◆ アメリカにとっての最大の好敵手=ソ連

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そんな感じで最終ステージ↑

この辺りで大人になってしまったと痛感するのは、
仮に今、このゲームがアメリカで出た場合には、決勝チームは中国なんだろうなぁと。

バブル崩壊後の「失われた平成」とか、資本主義国と社会主義国の議論とか、そういった経済学に対する知識は筆者には無いので、とりあえずこの辺で終わる。

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今プレイしても面白いゲームだった!!

英語の勉強はドコへ行った!?





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