靴を選ぶ
始めましてのかたも、お久しぶりですのかたもこんにちは。
今回はタイトル通り、靴の話です。
オブラードは少なめでお送りします。
よろしければお時間のある時にでも、お付き合いください。
私は靴が好きですが、選ぶ基準はこれまで散々試し履きをしてきたり、購入後に気付く"失敗"から学んだ【経験。感覚と好み】です。
足が痛くなりにくく、歩き続けやすいヒールの高さ、爪先の形。履いていて脚が比較的きれいにみえるカットライン。インソールのフカフカ具合。
私の記憶と足の感覚からの情報です。
サイズ表記は同じでもメーカーやブランドによっても実寸は違いますし、ネット通販だとお手頃価格のものは特に、幅の表記のないサイトも多いので一度も試したことのないブランドの靴を通販するにはリスクが高い。
ブランド名が違っても、同じ足型を使って同じ工場で作られているシリーズもある。
だからこそ、できる限り試してみる! です。
長年続けてきたおかげで近年の打率は体感ではそこまで低くもない。
また、私が好きだと公言しているからこそ、友人知人やフォロワーさんから靴のお悩みを伺うことが時々あります。
でも言葉で大きなことは言えません。
私は何の資格も持っていない素人ですよ、と何度でもお伝えもするし自らの頭にしっかり置きながら、純粋に「お話を聞いている限りでは……」を一緒に探したり、ゆるゆるとお買い物に行かせていただくことは楽しんでいます。
というか好きなおんなのこと一緒に、可愛いきれいなものを眺める時間はいつだって楽しい。
靴に限らず"伺ったお話から主観と偏見で選ぶおすすめアイテム"を語って良ければいくらでもできそうだとたまに想います。
誰彼構わずにおすすめするのはただの変な人なので、急に愛を叫んでも許してくださりそうな方にだけにしているつもりです。
話がそれました。
そんな、ドラマでよく聞く所轄の刑事のような足を使った捜査方針を続けてきたわたくし。
少し前から、都会のフォロワーさんたちから伺っていた三越さんのサービスが気になっていました。
"足からはじまるくつ選び"
言葉からして、好きそうな響き。
HPや先人たちのレポートからも、計測したデータを元に靴専門スタイリストさんから、希望に合わせて売場の中でおすすめの靴をご提案いただくことができそうだと受け取っていました。
実際その場で履いてみて、感触を確認できる実店舗ならではのサービス。
お出掛け自粛の時期を経て、少しずつ"接客"を避けなくてもよくなってきたからこそお願いしてみたいメニューです。
近くでお願いできる場所があるかしらと調べましたが残念ながら見当たりませんでした(地方在住です)。
そのうち都会に行く予定ができたら、移動時間と体験時間を旅程に組み込めそうならお願いしたい!と思いつつ調べていると、足の計測という意味であれば、シューズメーカーASICSさんの直営店でお願いすることもできることを知りました。
メーカーさんなので、自社製品の中からのご提案に限られることになるのでしょうが、それでも直営店のスタッフさんならではのご提案を頂けるのはそれはそれで面白そう🎶 と比較的近くに取扱い店舗を見つけて、測定をお願いしました。
素足になり、骨の位置を確認しながらポイントとなるのであろう場所に小さなシールを貼っていただいた状態で片足ずつ計測でした。
印刷頂いた結果シートを元に説明頂く限りでは縦幅、横幅、足囲から導き出されるおすすめサイズは自覚通り。
何かご提案頂けるのかな~とわくわくしていましたが伺った店舗では「サイトに登録すれば記録を残しておくことができる、スマホ等から確認できる」という案内のみでした。
提案をお願いしたいときに、用紙を持って店頭に伺ってもいいとのお話だったので「お願いする際は持ってきます」とお答えして帰りました。
特に店頭が込み合っているようにも感じませんでしたが
[提案希望があれば別日にどうぞ。]
新鮮でした。
さて話は変わりまして。
インスタで流れてきた動画で、どうやら近しいサービスが他にもあるみたいだと知りました。
百貨店の動画を見る限り、測定だけではなく多少は提案頂けるのかもしれない?
サービスの大元メーカーさんのサイトをみると、使用する企業側が登録したアイテムの中からの提案のようだと読みました。
取扱いのあるアイテムの情報の量が多いほど、足に合う細やかなデータが出てくるだろうから、ECサイトを持っているブランドの直営店だとグループブランドの情報も出てきたりするのかもしれないな🤔等と考えつつ。
運良く取扱コーナーの近くに行く用事がありましたので、お願いしてきました。
靴下を履いたまま、店員さんがパッと見ただけで[エジプト型、ギリシャ型、スクエア型]を設定したのち、測定です。
パソコン画面に結果が表示されますが、特に印刷物はなし。
測定値が表示した状態で 「画面写メってもらって大丈夫なんで」とすすめられたので一応パシャリ。
公式さんでみるような、足の傾きなどについての情報は別画面だったので手元には残りませんでした。
測定値と同じ画面の下部に、おすすめのアイテムがランキング形式でいくつか表示される仕様のようで、店員さんがいくつか開いては閉じを繰り返し「だいたいこのあたり、ですかね」といくつか画面で見せてくださいました。
ひとつめ。
サクセスウォーク。
……品番不明。特に探す際のポイントも案内がなかったから特定できませんがプレーンなパンプスでした。
いちおう公式。
爪先の形から選べたり、かかと小さめ設計があったりサクセスウォークのHPは、わりと親切設計だと思います。
ふたつめ。
YOSHITOのビジューパンプス。
キラッキラがついていた、というだけしか記憶に残っていないけれどこんな感じのこでした。
ブランドの大元。
みっつめ。
ルフレジュイールのスクウェアトゥのバブーシュ。
公式サイトは見つけられなかったのでInstagram。金具のついたローファーもあるのですね。
「いいね」14件(投稿をお借りしてきた当日現在。)がちょっとせつない。Instagramにはあまり積極的ではないブランドなのかな。
画面で見せては下さるものの「これはEEなので狭いとおもいます」「これはもう順位が低いのでそこまでおすすめじゃなくて……」と独り言との線引きがふわっとしたお言葉をいくつか頂きつつ(嫌な言い方をすると特に目新しい情報もなく)さくさくっとページが移っていくので、特定のアイテムをおすすめいただいたという印象は残りません。
目の前に靴の並んだ棚はありましたが、試し履きをすすめられることなく「お疲れ様でしたー」と送り出してくださいました。
えーっと。
期待した私がいけないのでしょうね。
というのがひとつと。
なんだろうな、接客業時代の経験からすれば、[設置したはいいけれど、活用できていない店舗さん]なのかなと感じました。
と言いますのは。
新しい機器を導入することを決めるのは大抵現場ではなくて本社とか企画だとかいう名前のついた部署にいらっしゃる皆様で。
人が多かったり目新しいことに興味をお持ちのかたがいらっしゃる場所では導入後ほどなくしてきちんと活用されるかもしれないけれど、必要も感じていない場所に急に設置された機器はそうもいかず。
そもそも今回みたいな設備の場合、現場のスタッフさんが新しい機器に興味がなければ、データベースに潤沢に登録がされるわけはなく、たまに体験希望者がいたとしても表示されるのは初期登録されているベーシックなアイテムくらいなので、少し特徴のある足を持つ方の場合おすすめアイテムランキング上位であってもおすすめするに値しない。下位になれば尚の更。
かといって表示していないアイテムを積極的に提案するような気概のある販売士さんがたくさんいらっしゃるわけでもない。
提案に直結しない、売上に活用されている意識がないのでデータベースの更新も後回し。
みたいな悪循環がおきていそう。
あ、いつものことですが念のため書いておきますと妄想ですよ。
私は靴売場で働いたことはありません。
結論として、今回のふたつの測定で結果の数値は頂けたので、知識は増えました。
いかに自分でしっかり選んできたか。試着を重ねてきたかを感じる時間でした。
今回の旅は、一旦終了。
しばらくは、お世話になっているショップで今までどおり気が済むまで試し履きを繰り返し、顔見知りの店長からメーカーの裏話を伺いながらお気に入りを集めていこうと思います。
都会に伺うことがあれば、YourFIT365の予約チャレンジはしてみたいですし、もしご縁があればシューフィッターさんがいらっしゃるお店に伺ってみたい✨️
私は私の足と向き合いたいという想いともうひとつ、[接客を受けたい。提案を頂きたい。]と願っていた。
残念ながら伺った売場で出会った店員さんたちからの対応は私が想い描いていたレベルではなくて、欲求は満たされなかった。
旅は、続きます。