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ガーネットの話

(2023年1月のアメブロ記事をリライトしています)

お洋服も大事ですが、おしゃれの仕上げにはあると嬉しいのがジュエリー。「好きなものを勝手に愛をこめて紹介するシリーズをやってみよう」
ということで、2023年の1月からこのシリーズを毎月UPしています。

今回は1月の誕生石について。

ガーネットといえば、ルビーに匹敵する赤系統のものが有名ですね。
幸運の星でもある木星が牡羊座に滞在する2023年上半期。
牡羊座を支配する火星にあやかって「赤色のジュエリーが幸運を呼ぶ」と考える人もいます。

五大宝石のルビーだと、いかにもジュエリーらしいクラシックなデザインに仕立てられてしまうことが多く、カジュアルに身に着けたくても中々手が届かないことも。
ガーネットなら手が届くデザイン・価格帯のものが豊富なため、昔から根強い人気を誇ります。

1月生まれの方の中には「誕生石が赤色一択なのはちょっと……」と思う方もいるかもしれませんが、ガーネットの魅力は赤色のみにあらず。
ガーネットに今までピンと来ていなかった人にこそ見てほしい……!
私が今気になっているものを紹介していきます。


※好きなものを布教したいただのオタクなため、学術的で正確な表現よりは「素人でも石沼は楽しい!」という信念に重きを置いています。


マラヤガーネット

紫っぽい艶やかなピンクあるいは桜色のようなピンクが特徴で、白熱灯によって鮮やかな赤に変色するものもあります。
この絶妙な色加減の理由は、赤系ガーネットにオレンジ系ガーネットの成分が混ざるから。

「マラヤ」という現地の言葉には蔑称のイメージがついて回るせいか、産地にちなんで「ウンバライト」と呼ばれることがあります。


ベキリーブルーガーネット

灰色がかった渋めのブルーが特徴。マラヤガーネットの変種のようで、これも白熱灯によってワインレッドへ変色するものがあります。
「カラーチェンジガーネット」とも呼ばれる劇的な色の変化は、6月の誕生石アレキサンドライトを思わせます。

暖色系や緑のものが多く産出されるガーネットにおいて、青色はレアもの。いい色の子に出会えたら是非お迎えしたいですね……


デマントイドガーネット

ガーネットの中の王。デマントイドという名前は「ダイヤモンド」のオランダ語が由来です。
この記事のカバー画像にも設置しましたが、鮮やかなグリーンとダイヤに負けない輝きが特徴的。王室にも愛されてきた歴史ある石。

「ホーステール」と呼ばれる放射状のインクルージョンがあれば、ロシア産の証しとしてプレミア扱いされることも。
宝石に内包物があると通常は価値が下がるのに、デマントイドの場合は別格のようです。

一般的なガーネットだと硬度7~7.5ですが、この王様だけは硬度6.5~7とややデリケート。


……以上、今気になるガーネットたちでした。
無い色を探すのが難しいくらい多彩な石で、色や産地のフルコンプリートを目指すほどにファンが多いガーネットの魅力が伝われば幸いです。


まとめ

2023年は5月から12月末まで木星が牡牛座へ滞在中です。
牡牛座の支配星は金星。愛と調和と美を象徴する金星カラーはグリーンとされています。

恋愛運や人間関係運を上げたい人にはデマントイドが力を貸してくれそう。
月が牡牛座の姫嶋も実は欲しくて、牡牛座木星のシーズンに買ってしまいました。

来年は大きな出費を控えているので石活はお休み中ですが、会社員の方はそろそろ冬ボーナスで何買うか考えちゃう時期ですよね。
このブログを見てくれた皆様が、楽しく賢く幸せなお買い物ができますように……!


バックナンバー(note版 準備中)
2月 クリソベリルキャッツアイ💎
3月 アイオライト💎
4月 ダイヤモンド💎
5月 翡翠💎
6月 ムーンストーン💎
7月 ルビー💎
8月 スピネル💎
9月 サファイア💎

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