foolish recollection
昨日、久しぶりに無造作に重ねていた写真を整理していたら、君の写真が出てきたよ。風のうわさで、あれからしばらくして結婚して子供もできたんだってね。写真見ながら、いまさら元気にしてるかなぁなんて当たり前のことを思ってしまったよ。そうそう、あれから自分も何度か恋をしてみたけど全然変わらないね。いつも同じコトばっかり繰り返してるよ。今の自分の姿を見たら、君は何ていってくれるかな?また同じバカやってって笑い飛ばしてくれるかな。そう思いながら記憶の片隅で君の声を探しているけど、なかなか見つからないよ。残念だけど、忘れちゃったみたい。二人で笑ってる写真が目の前にあるのに声が思い出せないってなんか笑っちゃうよね。そういえば、あのあと髪をバッサリ切ったんだってね。今どき、髪を切ったくらいで驚くことなんてないけど、何か意味があったんじゃないかなって思うんだよね。いや、そう思いたいんだよ。つまりは、こういうところがイタイんだろうね。何が分かって、何が分かっていなんだか・・・なんだかんだで写真の整理が進まなかったから、また近いうちお目にかかるかもね。その時にまたいろいろと思い出させてくれよ。それじゃ、また。
◆あとがき
これは、フィクションです(笑)