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ラストイニング

おはようございます、いなんです。
雨が降ったり止んだり。
なんとなく肌寒く感じる日曜日の朝です。

今日の投稿は"#マンガ感想文"です。
いわゆる”スポ根マンガ”全盛の世代で、それなりにいろんなマンガを読みました。
野球好きなんで、「キャプテン」「プレイボール」「ドカベン」とか。
「ROOKIES」も全巻読んで、ドラマや映画も観ましたね。

そんな中で、一番のおすすめはこちら。

これはスポ根マンガではないですが。

主人公は甲子園を目指していた元高校球児の鳩ケ谷圭輔。
夏の予選である判定をめぐり暴力事件を起こし姿をくらまし、何年か後、悪徳商法で留置所に入っていたところを当時の元野球部監督で現学校長が釈放を引き換え条件に母校の彩珠学院高校野球部の監督就任を依頼。
実は学校再建のため甲子園に出場できなければ野球部は解散という学校方針から鳩ヶ谷に野球部を託す。
限られた時間、限られた生徒(戦力)の中で、今までの自身の経験や考えを具現化していこうとする。

「勝ちを続けなきゃ、どこで負けても一緒だ。ナンバーワンじゃなきゃ意味はねぇ」
「さわやか・ひたむき・正々堂々、この言葉は禁句だ」
「今、必要なのは勝つための技術や理屈を摑むことだ」
「勝率9割9分のチームにも、0割8分のチームにも甲子園出場の可能性はある」

こんな言葉を操りながら、選手の個性を見極め、独特の練習法や戦略を駆使して甲子園を目指す。
秋季大会の出場を見送る=センバツ出場の可能性は捨てる。
夏の予選に向けて着々と準備を進めて、さてその成果はいかに。

この漫画を読んでいて、今までの野球観が一転しました。
勝つために周到な準備をして、やってきたこと全てを試合に出す。
戦略とはそういうものなのかと非常に感心させられた場面もいくつもありました。
私自身は息子がいて少年野球に関わっていたこともありますが、それとは違う野球の奥深さを知りました。

何度読んでもいつもおもしろく感じる野球漫画です。
高校野球好きな方、ぜひ一度読んでみてください。

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