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📖滴水古書堂の名状しがたき事件簿 1📖

2022年8月21日(日)読了

大学卒業を控えて、進学も就職も選べなかった空手の有段者の楠田由宇子が主人公。
とあるきっかけで、地元にあるのに今までその存在に全く気がつかなかった古本屋の「滴水古書堂」の店主の古戸時久に勧められて、そこでアルバイトを始めることになった。
古戸は、右半身にあたる部分がなぜか時折奇怪に蠢く、謎めいた男。
古本屋自体も一般書店で扱うような本や雑誌は全く置いておらず奇妙な本ばかりで、関わる用件も怪しげなものばかり。。。

読み始めたときに感じたのは、京極夏彦さんの京極堂シリーズに似ているのかなという雰囲気もあり、読み進めると夢枕獏さんの九十九乱蔵シリーズの方が近いかもという感じでした。

これが作者の黒崎江治さんのデビュー作だそうですが、これはなかなかおもしろい。

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