📖新装版 長い家の殺人📖
2022年6月12日(日)読了
新本格推理小説です。
作者の歌野 晶午さんのデビュー作です。
もう30年くらい前になるのかな、初版が発売されてすぐに読んでいるはずです。
そのころに読みふけっていた小説を改めて読んでみたいと思って、この作品や他の作品もポツポツと読んでいます。
消失死体がまた元に戻る!? 完璧の「密室」と「アリバイ」のもとで発生する、学生バンド“メイプル・リーフ”殺人劇――。「ミステリー史上に残ってしかるべき大胆なアイデア、ミステリーの原点」と島田荘司氏が激賛。この恐るべき謎を、あなたは解けるか? 大型新人として注目を浴びた鮮烈なデビュー作。
というような触れ込みです。
本格推理小説に個性的な探偵の存在は切っても切れない関係ですが、例にもれずこの作品でも信濃譲二という探偵が登場します。
学生バンド”メイプル・リーフ”の元メンバーで旅先のドイツから帰国した際にメンバーを訪ねていったところ事件を聞き、警察も決め手に欠いていたところを事件を解決していきます。
タイトルを見ればそういうところにトリックの鍵があるんだろうなとは想像できますが、それも踏まえて物語としては楽しめると思います。
ちなみに、この作品のあとも”家”シリーズは続きます。
最近の推理小説はあまり読んでいないのですが、先述の通り、本格推理小説には探偵がつきもので、そういう作品がとても好きです。
私が知らないだけなのかもしれないですが、また新しい探偵ものの本を読んでみたいなぁ。