【超ショートショート】(133)～恋に泣かされても走っていれば～☆ASKA『cry』☆

いくつになっても恋をするものだと思った。

うまくいくかなんて関係なく、

ただその人のために何かをせずにはいられない

そんな衝動に・・・

少しずつ確信していく己の恋心に、

雷に撃たれる衝撃的な覚悟

「自分はこの人が好きだ！」

そう思い始めたときに始まっているもの。

誰に語れるほどの数えきれない恋なんて

知らない。

さて？

恋の数って人なのかな？

恋してときめいた数なのかな？

一途の人は、

恋の数を人としたら「1人」

ときめいた数なら、

その「1人」に何回くらいときめくのだろう。

どんなに好きになっても、

いくつになって人を好きになっても、

うまくいかないことばかり。

恋した始まりは「熱」があるから

どんな失敗も打たれ強いよりもめげないのだろう。

それから「熱」が落ち着くと、

ふと我に帰るみたいに、

「あれ？今何してたのかな？」なんて、

恋に「ゴール」があるのかと迷子になる。

そして、

暗闇のゴールポストにシュートをしても、

決まったかなんてわからない、

見えない孤独に理由なく悩みだす。

「自分の存在ってなんなんだろう」と。

恋に限らず、

そんな道順で悩みと闘い、

何度も泣かされるのだろうね。

「誰にも負けない！」

そう思っても、

他人じゃなく、

いつも自分に負ける。

結果なんて求めずに、

今日を精一杯生きればいいのに、

そう思って精一杯してみると、

無力さを空の綿菓子みたいな雲に見る。

でも、

「子どもみたいだね！」

そう言われても、

そんな下手っぴな恋でも、

悩みに悩んで最後にたどり着くゴールは

「好きだ！」

ただそれだけ。

だから、

毎日の空振りシュートでも、

たとえベンチの控えでも、

「好き！」というグランドを

走ることを止めない。

ずっとずっと

脚が折れて痛みに泣いても、

走り続ければいいだけ。

「好き！」にゴールはないからさ！


(制作日 2021.10.14(木))
※この物語はフィクションです。

今日は、
10月17日に発売記念日を迎えます
ASKAさんのベストアルバム
『Made in ASKA』に収録されている
『cry』を選曲して、
散文詩のようなお話を書いてみました。

アルバム『Made in ASKA』は、
ASKAさん自身が選曲したベストアルバム。
過去、
CHAGE&ASKAやASKAさんの
ベストアルバムの発売はたくさんありますが、
本人セレクトのものはないんじゃないかと思います。
だから、特別なアルバムです。
ぜひ、どこかで聴いてみてください！

(ニックネーム)
ねね&杏寿
(旧ひまわり&洋ちゃん)
(Instagram)
https://www.instagram.com/himawariyangchiyan/

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参考にした曲
ASKA
『cry』
作詞作曲 ASKA
編曲 澤近泰輔
☆収録アルバム
ASKA
『Made in ASKA』
(2021.10.17発売) 

YouTube
【ASKA Official Channel】
『cry』ライブ映像
https://m.youtube.com/watch?v=3ZtknlOJL-g