経営者として。

私がこんな記事を書く日が来るとは。。。

改めてですが、私はビジネスとは無縁の世界にいました。看護師・助産師という、どちらかというとボランティア精神というか、病院も経営がダメだと潰れてしまうので、もちろんビジネスなのだけど・・・「今日注射◯本刺したから◯◯円稼いだわ！」みたいな感覚はなく。笑

「ベッド空いてると赤字だから」と、いわゆるベッドコントロール等は上層部のお仕事、という感じでした。

そんな私がエラそうに「ビジネスマインド」について、書いてみたいと思います♡

やり方より、「在り方」

ビジネス書にも、よく書いてありますよね。何をするかではなくて、「なぜ」するか。そのビジネスやその商品・サービスを扱う想い。ストーリー。きっと、それぞれ心の中にあると思います。

が、それって人にちゃんと伝わってますか？最近のトレンドはライブ配信での対談かな？毎日誰かがライブ配信（特に２１時台！笑）してますが、「見に来てね〜！」という割には、価値が伝わらない。楽しんでもらう、も１つの目的だと思うけど、コメントも取り上げないとか、喋りたいことだけ喋ってるとか、それって誰のため？？

自分が「良かれ」と思っていても、周りからは求められてない・・・というケースはよくあること。どんなに凄いノウハウを習得しても（例えばインスタのフォロワーを増やす方法♡とか、Facebookのイイねを増やす方法♡とか）、、、「なぜ、あなたがそれをやっているのか」を言葉にできるほど明確に軸として自分の中に置いていないと、人には届かない。届かない＝必要とされない＝お仕事には繋がらない。

あ、フォロワーやイイねが増えるのが喜び！生きがい！という場合は別です。でもビジネスとしてSNSを使っていて、数ヶ月・数年たってもお仕事に繋がらない、売り上げにも繋がっていない、という場合は、もう一度「なんのため？」と、「世間が何を求めているか」見直す必要があると思います。

これは、文章で伝えるのも難しいし、一人でやるのはとっっっってもムズイ作業なので、できればマーケティングとかを学んでいる起業家の先輩さんの頭やアイデアを借りた方が、近道だと思います。そういう人脈がなければ、自分から交流会に出向く、そういうことを見てくれるセミナーに行く、という行動が必要です。

起業家も立派な経営者

前は、私の認識では経営者って「会社の」経営者さん、とか「めっちゃ稼いでる人！」って感じでした。でも、ぶっちゃけ誰もが経営者。個人事業主として活動している私も、自分で自分のマネジメントをして売上げを作る「経営者」だし、いわゆる主婦だって、家庭の経営者だと思う。

だから、ホントは誰もが経営者なんだけど、ここでは「起業した人」に絞ってお話しますね。

まず、起業家って、組織に勤めてる人じゃない。それなのに、サラリーマン・雇われのマインドのままでいる人が多すぎる！

もっと噛み砕くと、「指示がないと動かない」「失敗や損するのが怖い」「前例を探そうとする」「データ・裏付けにとらわれる」「時間を切り売りする思考のまま」「調べたら分かることもすぐ聞く」

ごめんなさい、サラリーマンの人が皆こうと言ってる訳ではないです。ただ、起業して長い間たつのに上手くいってない人って、ここが大きな原因かなぁって思います。

私も、就職してから長年公務員だったので・・・ビジネスの世界に入って、マインドを変えることが最優先だと感じていました。いろんな経営者さんとお話していく中で思ったことは、「きっとこの事業がダメになったとしても、何をしてもこの人たちはまた上手くいくんだろうなぁ」ということ。

それくらい、人生に対して、起こる物事に対しての捉え方が私とちがった。

起業初期こそ！！！！ここに力を入れるべき！

どうしたら、経営者さんたちみたくなれるんだろう。そう考えたとき、単純にまず思ったのは、「一緒にいればええやん」でした（笑）なるべくそばにくっついて、行動や言動を観察したり、トラブルに対してどう対処するのか？人にどんな言葉をかけるのか？どんなスケジュールの組み方をしているのか？

そのために、まず「良いな」って思う経営者さんと出会うことがスタートでした。私の場合は運よく出会いがあり、最初にくっついて回ったのはなんと年下の経営者さんｗｗ 私より２つくらい年下でしたが、話していてとても勉強になった。そして、とても稼いでいた（笑）

ということで毎日毎日「今どちらにいますか？」って聞いて、しつこく側にいたなぁ。そして、会いにいく電車の中ではyoutubeで見つけた、ある起業家さんのチャンネルを、ひたすらに聞いてました（サラリーマンを辞めてどうやって稼げるようになったかの道のり。）

朝起きてすぐに聞いて、家事しながら聞いて、通勤しながら聞いて、お風呂でも、夜眠る前も聞いて。「いい加減この声飽きた・・・」って思うくらい（笑）の頃には、なぜだか仕事に対する考え方が変わり始めて、なぜだか「あなたからじゃないと買いたくないです」と言われ、勝手に商品が売れたという・・・

そんな経験をしたので、とにかく脳内をとっかえるのがオススメ、というか、必須。起業するのには試験も資格もいらないけど、起業だけで食べていけるのって、努力しないでできる事ではないと思います。

もし、あなたが私のように「仕方なく起業した」（笑）とか、「会社やライフスタイルに不満があって独立した」とかだとしたら。嫌かもしれないけど一回組織のことに思い馳せてみて欲しい。あなたがいたその会社や組織は、いつ作られたものなのか？誰が、どんな思いで作られたのか？

今までに、何人の人たちの役に立ってきて、いくらの収益を上げてきたのか。あなたが毎月「振り込まれて当たり前」だったその給料は、全員にきちんと振り込まれるまでに、その組織で何人の人が何時間働いてできたお金なのか？

それを、起業したら「１人で」作るんです。しかも、そんなに時間をかけずに売上げ作りたい。できれば損失とか嫌。

よくいう「起業ふわふわ女子」がバカにされちゃうのは、こういう仕組みを１人で作ることの覚悟や責任、自分のビジネスへかける想いが弱いからじゃないか？

「そんなこと、誰も教えてくれなかった」　・・・そうです。組織という繋がりがないので、あなたを育てなければいけない先輩や上司はいない。それすらも、自分で取りに行かなければいけない。

そう思えば、「情報」を得ることがどれほどの価値のあることなのか。セミナーや交流会などに時間やお金を「投資」することの概念を持てるか。調べもせず人に聞いたり、アドバイスもらったのに行動しないとか、相手の「時間」と「労力」を頂戴していることの概念が持てるか。

そういうことを知って、ようやくビジネスの入口に立てるのかもしれない。