
社会人になると、「個人情報」いわゆる「リスト」というものを扱う人がほとんどと思います。
どんな仕事でも、個人情報を取り扱うと思うけれど、企業や病院などの組織だったら間違いなく、「個人情報の取り扱いについて」学ぶ時間があるハズ。
でも、個人事業主とか、自分で会社を起こして仕事をしてる場合って、人による気がする。個人情報の扱い方検定にクリアしないと、起業できない!みたいな関門はないし。。。「個人情報」の重みを理解して扱っているかすら、怪しい人も。。。
「リストどり」をして見込み客に必要な情報を届ける。マーケティングの世界では当たり前に言われているけど、そこに個人情報の取り扱い方なんて、教えてる人はいないかもなぁ。
私はどこで学んだかというと、前職が医療職だったので、学生時代から個人情報の管理については、神経質すぎるくらい気にする環境にあった。とはいえ、同級生の中にも、私自身も、ヒヤッ!とする場面はあったけど(汗)社会に出る前に、個人情報の重さを学べてよかったなと思う。
先日、とある会社のキャンペーンに協力して欲しいと連絡が来たのね。ノルマが足りなくて困っていると。さて!!ここで皆さんならどうしますか?
私は。全く必要のないサービス(一生に買うか買わないかの超高額なもの)だったので、メリットもベネフィットもないけど、「協力するよ!」とお返事しました。
もちろん、応募したら電話やメールで色々とセールスの連絡が来ることも分かってた。でも、力になりたかったの。
その人をとても信頼していたから。
他人だったら、強引なオファーだなぁと思うところだけれど(笑)これからきっと学んでいくだろうと・・・とりあえず今できる協力ができたら、と思ったのだ。
しかし、私は悩むことになる。。。
よく聞いたら、本人のノルマではないそうな(恋人のノルマをお手伝いしてた)。そして、夜の21時に「良いよ〜!」とお返事してから、翌日の昼過ぎまで半日以上なんのリアクションもなく。
本当に困っているなら、ラインを見たら即座に「ありがとうございます!」とか、「応募内容お送りします!」とかなんとか、レスポンスしないかなぁ。何だか、本当に困ってるのかな??
仮にとても忙しかったとしても、寝る前とか出勤中とか、ランチタイムとか、トイレ休憩とか、いくらでもライン1本返すタイミングはあるはず。「詳細は後ほど送ります!」だけでも違うのに。本当に困っていて必死、という感じがなく、「単にリストの1人としか思われてないのかな」と感じてしまった。
お願いメールが来た時、独断でお返事しちゃったけど、家族の個人情報も含むので夫に相談。夫もよく知っている方だったのだけど、ノルマ自体はその人のものじゃないなら、お礼の連絡もない、誰かよく知らない人のために個人情報差し出す必要ないよね、と。
ごもっとも!!!
申し訳ないけれど、どんなことで不安・不快に思ったのか、理由をきちんと書いてお断りしました(うるさいババアだと思われたかな泣)。
力になってあげたい気持ちはあるけれど、少しでも信頼できないと感じる所に、個人情報をわざわざ明け渡す必要はないかなと思ってしまった。大げさ過ぎるだろうか。どうなんだろうか。。。
個人情報(リスト)の扱い方は、人それぞれあると思う。「プライバシーポリシー」を掲げて扱いは厳重だとしても、人をただの「リスト」としか思っていなく、売り込めない相手だと分かったらさっさとポイ!な人もいる。
かと言って、大切に思っていても管理不足によって大量の個人情報を流出させた会社もある。(ワタシ被害者w)
やっぱりモラルエンゲージメント(ビジネスをする上で大切な哲学)をしっかりと持っていないといけないなと思うし、一緒にお仕事をする仲間とも、こういう価値観は共有していきたいと思った。
私自身は、いち事業者として、自分のサービスを買う・買わないに関わらず、1人1人のお客様を大切にしたい。目先の売上げを失うことよりも、信頼を失うことの方が断然怖い。
例えばメルマガの登録、例えばイベントやセミナーのお申し込み、いろんなところでお名前などの情報を管理させて頂く立場にあるけれど、「ここなら大丈夫」って安心してお付き合いしてもらいたいな。
そして、ものやサービスを「買う側」の立場だったら、「無料プレゼント」「特典」「夏のキャンペーン!」とか、一見魅力的なキャッチコピーに惑わされず、信頼して自分の情報を預けることができるのかどうなのか。ものやサービスの中身ばかりじゃなくて、「どんな人や会社なんだろう」ってところも見極められる消費者でありたいですね♪
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