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仕事と同じぐらい、"好きなこと"を大切にする

『人生を面白くするコツは焦らず進むこと』
研修で会社の役員が言った。

私は実現したい理想が明確に決めているが故に、焦りを感じていた。

理想を"早く"実現することにこだわるのであればそれで良いのかもしれない。
でも、生き急ぐということは、その分失う経験や感情があるということ。
そこまでして"焦る"必要があるのだろうか。

私は"早く理想を実現すること"より、"今だからできる経験や感情体験を大切にすること"を選びたいと思った。

人生を面白く生きてきた彼に質問をした。
「焦らず、人生を面白く生きるために大切にしてきたことはありますか?」と。
彼は私の問に丁寧に答えてくれた。

仕事をに一生懸命になるのはもちろんだけど、プライベートの時間も大切にしていたかな。

私は趣味でも夢があった。
"ビリヤードでラスベガスに行きたい"
そのために私は毎日、仕事終わりに4時間ビリヤードをやっていた。結果ラスベガスでは負けて返ってきたが、ビリヤードを毎日やり続けたおかげで、"集中力"と"洞察力"を培った。

あとは、俺は部下に「彼女を作れ」と言うんだ。先輩から教えられることはほんの少ししかないけど、彼女は人として大切なことをたくさん教えてくれる。

仕事で学べることには限りがあるし、好きなことや大切な人からしか学べないこともある。
だから、仕事や会社だけに捉われず、趣味も恋愛も全力でやってみるといい。

そして、会社のために働かないこと。
あなたはあなたのための人生を生きている。
そのために今この会社にいる。それだけ。
会社の中でできる経験は存分にして、あとは
自分のために生きればいい。

いつでも連絡してね。

本当に素敵な人だった。
私の会社が良い会社なのは、間違いなく、
役員が"いい人たち"だからだ。

"企業は人なり"

まずは今私がこの会社にいられることへの感謝を忘れずにいよう。

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私は理想を実現するために、趣味の吹奏楽から離れることを選んだ。
"趣味を堪能するのは今じゃなくてもいい"
"早く理想の自分になるために、今は我慢するときだ"
と思い込んでいた。
でも、吹奏楽から得られる感動や、そこで出会う人にパワーとたくさんの気づきをもらっていた。
好きなものからでしか得られない大切なものは、たしかにある。
今だからこそやるべきなのかもしれない。

そして、4月から一緒に暮らす彼。
"誰かと一緒に生きる"ということは簡単なことじゃない。
きっといくつもの壁に突き当たって、その度に話し合う。そうやって人としてお互いに成長していくんだと思う。
彼がたくさんの気づきをくれることに、私と向き合ってくれることに、感謝を忘れずに寄り添っていこう。

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