話題になってることについて考えてる
ついったでよくみかけるやつ
漫画家にタダで描いて、的なやつ
めっちゃわかる
だって、漫画家さんはそれを生業としてるわけだし
描くのに何日かかるかわかんないし
仮に3日でイラストを仕上げる、として 1枚3万、って言ったとする
日当1万
うむ。
あたしは以前イラストのお願いしたときまず値段を聞いた
『お願いしたいんですけど、いくらでできますか?』と
返答はこうだった
『デザイン料は1万5千円でやらせてもらってます。引き渡しはデータになります。印刷所に出す、ってなるとデータの変換とかあるので値段がまた変わってくる可能性あります』
安い!って思った
だいすきなだいすきな人だったから申し分なかった
『なんとかお金用意するからぜひ!お願いしたいです!!』
ってなった
そして大切なフライヤーが完成した
あと、こういう経験もある
『カメラマンになりたい』って言ってるコがいた
カメラマンへの夢をアツく語られた
こういう写真を撮りたい
こんな場面で撮りたい
いつかこのバンドを撮りたい
あたしは『なら、あたしのイベントでカメラマンしてみる?』って声をかけた
夢へのきっかけになれば
第一歩になれば
そんな気持ちだった
あたしは、がんばってる人がだいすき
そのコは『お金はいくらもらえますか?』って言った
まだ、カメラマンでもなくて、生業としてるわけでもない
ましてやあたしは彼女がどんな写真を撮るかもわからない
あたしはそこにいくらのお金を出せるんだろう?
わからなくなった
もう、プロのカメラマンとして、生業としてる人は
『イベント1日で3万くらいからやってます(交通費等諸経費含む)』
『バンドはひとり2000円で、×人数分、弾き語りなら2500円でやってます』
自分の腕に、スキルに値段のつけ方は人それぞれ
でも、あたしは 自分からそれを求めてるわけだからそれに対する金額は払う
値切ったりもしない
でも、あたしが求めたわけでもないものに急にいくらもらえますか、って言われると困る
なんだろう
押し売りとかわらないような感覚?
そして彼女は 主催のあたしの許可もなく『この日カメラマンデビューします!』って解禁した
『バンドとか知らなくてもいいからライブ観なくてもいいから私のカメラマンの姿を見にきてください』
あたしのもやもやはもう限界だった
あたしがだいすきで呼んできてもらうのに、ライブ観なくていい、って言った
彼女の性格上、ネタだったと思う
『ライブより私をみて』
ちやほやされるのがだいすきな彼女だから仕方ないのかもしれない
でも、あたしのだいすきな人たちに対する態度は許せなかった
あたしはその態度と、主催の許可もなく解禁したことに対してきつく注意した
彼女は
『じゃあいいです、おります』
ってなった
夢、ってなんだったのかな、と
スキルに対する金額、みたいな話をネットで見るたびに彼女のことを思い出す
自称〇〇がたくさん出てくる時代だと思う
別にそれは否定しない
でも、それを名乗るならちゃんと意識を高くもってほしい
お金とるならなおさら
『遊びじゃない』
そう感じられるならあたしはそれ相応の対価を支払う
あたしは 向こう側にはなれないから、お客さん、として しっかり意識していきたい、って思った
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