実習生と指導者と経験値
先日、2回目の保育実習が終わったわけで…
まぁ、みんな自分が行ってきたとこの話とかするんだけど
ひとつ気になることがあって
児童発達支援センターに行った人が
『ダウン症のコがいて』って話してた
(えー、ダウンちゃんいたんだ、いいなぁ、って単純に思った 笑
ダウン症の人と関わるのは初めての経験だったそう
『ダウン症の人は積極的で強情で強気、って教えてもらって…』
ん?
『ダウン症の人は積極的で強情で強気』って "教えてもらった"?
んー
なんか限定する教え方だなぁ…って思った
『ダウン症の人が』じゃなくて、『その子が』じゃないのかな?って思った
質問したら
『ううん、ダウン症ってそうなんだって』
って返ってきた
あたしはダウン症のスペシャリストでもなんでもなくて、ダウンちゃんと関わったことがある、ってくらいだし、なんとも言えないけど…
まっさらな人に『ダウン症はこうだ!』って教えるのってどうなのかなぁ?
…なんて
いや、医学的にはっきりしてること…例えば『21番目の染色体が3本』みたいなのを『こうです!!』って教えるのは全然いいの
あ、これはダウンちゃんに限らないんだけど…
『うつ病の人はひきこもる』みたいな
なんだろ…ひとつの症例、みたいな事案をそれがすべて、みたいな教え方はちがうんじゃないかなぁ、と思う
教える側の立場って大変だと思う
教える側からしたら 『この子はこうだけどそうじゃない子もいる』ってわかってると思う
だけどそれを『あたりまえ』のように思ってるのも自分たちで、それを『あたりまえ』って思ってない人もいるわけで…
刷り込みじゃないけど、はじめて聞いたことを『それがすべて』って覚えてしまう子は少なからずいるわけで…
それを常に意識していかなきゃいけないんだなぁ、と思った
きっとクラスのあの子は『ダウン症は積極的で強情で強気』って思い込んだまま卒業していくと思う
『あたしが知ってるダウンちゃんはそんなことないよ』って言っても納得してなかったみたいだし
『指導者』に教えてもらって『自分が見たもの』が正しい
そうなるのもわかる
これからダウンちゃんと出会い機会があるのかわからないけど、ちがうタイプのダウンちゃんと関わってはじめて『ダウン症でも強気じゃない子もいるんだ』って気付くんだと思う
そのとき自分の中にすって入ってくると思うし
そういう面で、実習やボランティアでいろいろなとこを知るのは自分のためになるな、って思った
実習おつかれさま。
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